2023年09月12日

猫に優しい賃貸物件を作るには・・・。

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猫と快適に暮らせる賃貸物件を仙台で作っているお友達がいらっしゃいましたので、

見学して見させていただきました。私の物件でも応用したいと思います。



今年に入ってから猫を飼い始めました。ちょっと病んでた嫁ちゃんが猫のおかげで

元気を取り戻しつつあり、アニマルセラピーのすごさを実感しているところです。

職場でのパワハラにやられて病んでしまい、眠れない・過呼吸になる・人と会うことが

できない・朝起きられない・などの症状に長年苦しんでいた嫁ちゃんでしたが、

以前のように昼まで寝て夜中寝るような生活ではなく、早寝早起きをできるように

なりましたし、睡眠導入剤の量も減りました。発作も起こらなくなり、活力も

出てきたようで、部屋の掃除なども元気な時と同じくらいやれるようになりました。



私からしてみたら、かわいい上に長年治らずにいた子頃の病まで直してくれるという

素晴らしい猫ちゃんです。そりゃ元々犬党だった私も猫党に寝返りますよ(笑)



そうなると、仕事にも猫を応用したくなっちゃいます。サラリーマンのお仕事でも

猫を絡めて何かできないかなと企んでますし、不動産のお仕事でも猫に癒される

賃貸住宅みたいなものを作りたくなるわけです。ペット共生型コミュニティアパートと

して企画した東京8棟目も好調なので、余計やりたくなりますよね。



なので、猫賃貸について少しアンテナを張っていましたが、お友達大家さんが仙台で

猫共生型の賃貸住宅を企画・運営されていると聞いたので、それを見せて貰いました。

昨日のブログでちらっと書いた猫が暮らしやすい賃貸物件の件ですね。

自分の備忘もかねてブログにてまとめておこうと思います。



物件の設備の面からの話としては・・・

★猫用の足場(+カーテンボックス)

★猫用の換気扇

★猫脱出防止扉

★頑丈な網戸

★ペット対応した壁紙やフロアタイル

といった設備が完備されておりました。逆に言えば、それしかなかったです。



まず猫の足場として、壁に板が取り付けられておりました。

窓の下とそこに至る壁面に板を張り巡らせ、キャットウォークのような感じで

猫が床以外の場所を歩けるような仕様です。



キャットウォーク



猫は基本的に高いところや高低差を好むので、なるべくアップダウンが楽しめるよう

配慮するってことですね。そして猫はどういうわけか窓から外を眺めるのが好きな子が

多いので(うちの猫も出窓から外を見るのが好きです)、窓の外を見やすくするように

窓の下に猫の足場を通す、ってところでしょうか。



本当はカーテンレールではなくカーテンボックスにすることで、猫があ類でも大丈夫な

仕様にしようとしていたそうですが・・・施工業者さんが忘れていたそうで、こちらの

物件ではそれが実現できなかったのが残念だったそうです。

また、施主さん的には、今ならもっと高いところにも板を通していたと思うという

反省を述べておられました。



この壁面の板は、猫を飼わない人であればニッチのような形で飾り棚として使うことも

できると思いますから、猫を飼わない人にも一応メリットはある・・・かな?



なお、うちの嫁ちゃんはこの写真を見て「エアコンの風が直接当たる場所は猫には

あまり良くないから、エアコンの風が当たらない場所にキャットウォークを作った方が

いいと思う」という感想を述べておりました。なるほどね。それはそうかも。



次に猫用の換気扇です。



猫用換気扇

猫のうんちやおしっこは意外なほど臭いです。なので、トイレになるであろう場所に

換気扇をつけて、臭いを部屋から逃がしているのです。なるほどねー!



施主さんが反省点として述べていたことは、この換気扇は外に直接出しているから

隙間から虫が入ってくることがあるので、次にやるなら人間のトイレに排気口を延ばして

トイレの換気に相乗りさせた方がいいかな、ということでした。なるほどなるほど。



クローゼットの下を削って、猫が好きな狭い隙間(というほど狭くはないけど)を作り

トイレが生活空間の邪魔にならない場所になっているというのもポイントかもですね。

その分クローゼットは低くなってしまいますけど。



次に猫脱出用扉です。



猫脱出防止扉

帰ってきてドアを開けたら猫ちゃんが飛び出していってさぁ大変!

そんな事態を防ぐための脱出防止扉です。



こちらは猫工房のにゃんがーどという製品を導入しているとのことでした。



あとは網戸を猫がひっかいても破れない頑丈なものにして、猫が開けないように

網戸にも簡易的な鍵をつける、壁紙は頑丈なものを選ぶ、フロアタイルは猫がつるつると

滑らない加工のされている耐久性のあるものを選ぶ、などされておりました。



いろいろな工夫がされており、参考になりました。このくらいの設備でいいのであれば

そこまで大きな追加投資にはならないですね。



でも猫用の水場とか猫用の扉とか、そういうところまではやってないのですね。

猫物件を見てるとそういう細かいところまで対応している物件が多いような印象が

ありましたから。



この問いに対しては「猫特化させすぎて間口を狭めることはしたくなかったから」と

仰っておりました。確かにこのくらいであれば、猫を飼わない人でも恩恵があったり

邪魔にならなかったりするレベルですもんね。戦略的に対応量を減らしてる、と。

しかもコストダウンにもなりますしね。この考え方もパクりたいです(笑)



そして施主さんが仰っていたのが、一番効果があるのは設備より「多頭飼いOK」という

ポイントだったようです。猫の多頭飼いができる物件自体が少ないから、それを前面に

押し出すだけでも「ここ以外ありません」という決め打ちの形での案内をしてくれる

仲介業者さんが出てくるのだそうです。



私もこれは理解できます。東京8棟目は他に多頭飼いできる物件がないという理由で

決めてくださった方もいらっしゃいますのでね。



ただ、その状態に至るまでには苦労もありました。認知度が高まらないとか、

管理会社さんに任せきりにしていると普通のリノベ物件と同じ感覚でしか募集がされず

せっかくの多頭飼いのコンセプトがただのペット可としてしか扱われない、など。



今回のお友達の施主さんも同じ悩みがあったみたいで、仲介業者さんに逐一この文言を

いれてほしいとかこの写真を使ってほしいとか、細かく注文を出していたそうです。

すんごいわかります!管理会社さんだって、そういう物件の募集の仕方はわからないから

今までと同じようなフォーマットで募集しちゃって、魅力が伝わらないという問題を

起こしますからね・・・。浸透させる努力は大変だっただろうと思います。

でもそれが浸透すると、募集はとても楽になるだろうなというのもよく理解できます。



そして多頭飼いだと原状回復とか悲惨なことにならない?というのも不安の一つとして

あると思いますが、東京8棟目でもそんなにひどいことになったことはありません。

ちゃんと多頭飼いであることを申告してくる真面目な人は、猫の躾もきちんとしている

ケースは多いと思います。どこまで真面目に猫を飼っているかを入居時に確認して

大丈夫そうなら入居いただく、ということにすれば、ある程度リスクヘッジできるかと

思っています。これもまあ私の経験則でしかありませんが、今回の施主さんも

似たような感覚を持っておりましたので、大きくずれてはいないと思います。



東京15棟目(仮)は「民泊やりたい人に高く貸す」「猫に優しい賃貸物件にする」の

いずれかで攻めるつもりでしたので、あとは両方のメリットとデメリットを天秤にかけて

選択することになると思います。



貴重な見学の機会をいただき、ありがとうございました!大変勉強になりました。



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posted by ひろ* at 08:43 | Comment(0) | 思想・発想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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