2023年07月15日
想定以上の体験がブルーオーシャンを生む。
現在9位です。この後美容院に行ってご飯食べて猫の健康診断に行ってお祝いです。
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今日は全くブログネタがありません!なので頭の中について書いてみようかと。
ブログネタがないので適当に書く話ですから、適当に流していただければ幸いです。
最近はサラリーマンの会社の部署が変わり、仕事内容も上司も変わりました。
新しい上司にうまく適合できているかは私には知る由もありませんが、今のところは
それなりに期待値なりの動きはできているんじゃないかなと思いたいところです。
会社の中での職位も上がりました。上がったら上がったなりに頑張らなくては
ならないなーという気持ちも出てきており、力がついたから役職が上がるという
パターン以外に、役職がつくことでそれに見合った力をつけるというパターンも
ありそうな気がしてきております。今までなら気にしてなかったことに関しても
役職上がったしこういうのも気にしないといけないのかなー、みたいな気持ちが
芽生えてきているのを感じます。
1年前は「もう近々会社辞める!」と言っていたのに、おかしなもんですね(笑)
今の仕事は賃貸経営でも応用できることが結構あるような気もしております。
今の仕事の考え方が「とにかく売上あげてこい」のスタイルではなく、これまでに
お客様になってくれた人の満足度を向上させてファンになってもらい、解約率を低減し
リピートや口コミを増やしていこう、というものだからです。
釣った魚に餌をやらない焼畑農業な経営だと、国内のパイが小さくなったから
海外を目指す、みたいにどんどん市場を切り開かなくてはなりません。それもすごく
労力がかかることです。
今やってるお仕事は、顧客接点で期待以上の体験をしてもらい、感動を生んで
感情を揺さぶり、会社のファンになっていただく。これによって、競争なしの
ブルーオーシャンが生まれる。そんなところを目指した活動をやっております。
書けば書くほど賃貸経営にも近いものがあるような気がしています。
賃貸経営もストック型(サブスクのように定期的な売上を積み上げていくタイプ)の
ビジネスモデルに近く、フロー型(コンビニのように商品売って終わりのビジネス)では
ありません。ストック型のビジネスにこそ、前述のような顧客にファンになってもらう
ことが必要だと思うのです。
賃貸経営は箱ものビジネスです。物件という箱が用意され、そこに家賃や設備などの
条件を設定し、消費者に選んで貰います。でも、普通の物件だと、近隣市場が
飽和してくると家賃を下げなくてはならないとか、近隣に新築が増えると築古は家賃を
下げないと決まらなくなるとか、周りにすごく左右されるビジネスです。
値下げ競争の波にのまれると、設備投資をしたくても家賃に見合わないという現象が
起こってしまいます。そうなると更なる競争の激化、賃料の低下を招きかねません。
ここに、普通の賃貸住宅以上の何らかの感動を生み出すことで、競争だらけの世界から
「この物件に住みたい」というファンを作ることができるのだと思います。
手前みそで恐縮ですが、東京8棟目のペット多頭飼い推奨のコミュニティアパートは
この感動を生み出す事例がうまく作れたのではないかなと思っています。
まず「ペット多頭飼い大歓迎」という差別化したスローガンでコアな客層に深く
入り込み、マスマーケティングで発生する競争から抜け出します。家賃は近隣より
高くても、他にそんな物件がないので問題なく入居が決まります。
そして、入居後もコミュニティ作りの一環で、私が差し入れをしたりお土産を
持っていったり、困った時は相談に乗ったり、定期的にBBQで交流を図ったり
しております。他の賃貸物件にない体験を提供することで、よほどのことがない限りは
引越をしようという気持ちにならなくなる。そんな世界がある程度は作れているような
気がしております。
こういう話の第一人者が、某変態建築家ことビーフンデザインの進藤さんでしょうね。
彼の作る物件は独創的でワクワクしますが、それだけでなくそこに入るお客様を
自分たちで作りだそうとコミュニティを作っていたり、既存入居者様との接点を儲けて
そこから現地管理人みたいな仕事を受けてくれる人を探したりと、普通の建築家の人が
やらないことをかなりいろいろやっています。ああいう仕事が競争からの脱却に
必要なのではないかな、と私は思っています。
進藤さんの場合は、勿論お金を儲けないといけないという企業活動の指名はありますが
ご本人が何より楽しんでいることもあり、お金儲けのためにやっているという感情を
相手に抱かせていないこともポイントだと思います。あくまで、顧客に新しくて面白い
体験をしてもらいたい。それが第一であり、巡り巡って自社の売上に返ってくるもの。
売上を最優先としているわけではなく、周りのお客様の幸せを願っていることが
重要な成功のポイントなのだろうと思います。
手前みそトークをまたしてしまいますが、東京8棟目も別にBBQで特別な顧客体験を、
みたいなことを考えてやっているわけではなく、私が楽しいからやっているだけです。
そこに大きな打算があるわけでもなく、入居者様と自然と仲良くなれればいいという
それだけの気持ちですから。そこに結果が勝手についてきているだけです。
人間は相手の行動が打算なのか本気なのかを意外と見破ることができます。
そしてその行為を個人個人がSNSというメディアで発信することができます。
この一億層レビュアーの口コミ時代において、まず自社の儲けを・・・というスタンスは
見透かされてファンを作ることはできないでしょう。
かつての近江商人の「三方良し」の世界を作り出すことが、今の賃貸経営にも
必要なのではないかなと私は思っています。
ブログネタがないからと書き始めた話なので、言いたいことを言い散らかしてみました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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