2022年01月26日

低圧太陽光を業者さんに買い取ってもらうことになりました。

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低圧太陽光を販売した業者さんに買取して貰うことで話はまとまりました。

2月末の売却に向けて話を進めているところです。失敗は許されないミッション。



一年ちょっと前に購入した低圧の太陽光発電所。利回り10%程度ということで、

過去に仙台法人で作った高圧太陽光発電所と比べるとかなり収益性は落ちるのですが、

仙台法人に減価償却できるものを持たせたい&東京法人の売上を増やして決算書の

見栄えを良くしたいという2点を考慮し、購入しました。



同じ地主さんが持っている土地で4区画を業者さんが企画。そのうち2区画を仙台法人、

1区画を東京法人で購入しました。分譲扱いにならないよう、土地と土地の間は離して

企画されていました。



利回りはNEDOベースで10%ということだったので、基本的にはこれを上回る形で

推移するだろうとのこと。確かに、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が

データとして提示している日射量を使って計算したら、実績はそれを上回ることが多い、

というのは高圧太陽光発電所で経験済みです。まあそれだったら悪くないかなと思って

伸びしろに期待したところがありました。



その後、利回り10%というのが土地の借地料を含まない価格ということがわかり、

改めて利回り計算すると、それより結構利回りが落ちてしまうことを確認。

ちょっと話が違うなあと思いはしましたが、話がある程度進んでいたので、あまりここで

どうこう言うのもアレかなと思って、そのまま流れに乗って購入した次第でした。



さて、この低圧太陽光発電所ですが、蓋を開けてみるとちょっと残念な状態でした。



まず、1年経って実績を計算してみると、NEDOベースの発電量を下回っています。

どうしてもその年の天候とかいろいろな要素に左右されてしまう部分があることは

わかるのですが、それにしても業者さんもNEDOベースなのでこれよりは上回ると

思いますと言ってたのに下回るのはちょっとどうなの?という感じがしました。

別に業者さんに責任を求める気はなく、あくまで投資は自己責任という理解でいたし

減価償却で利益の圧縮ができた(と言っても未来に繰り延べただけです)ことなどの

メリットはあったので、これだけだったらまあしょうがないと思っていたと思います。



次に、地主さんの動きに振り回されることが多かったということです。

地主さんは典型的な田舎の世話焼き好きないい人で、個人として仲良くする分には

好ましい方だと思います。ただ、ビジネスになるとちょっとその世話焼き感が辛くて。

草刈りを勝手にやって、勝手にその分請求してきちゃうんです。それも仙台法人の分と

東京法人の分を合算して仙台法人に請求してきちゃうんです。義母のところに電話とか

かけてきて、義母はすぐやる課だから払わないとと思うけど、高圧太陽光に比べて

値段が高すぎるとブーブー文句を言うし。業者さん経由で「勝手にやらずに一度相談」

「請求額も少し減らすことを検討できないか」といった話をしているらしいのですが、

改善せずにまた勝手に草刈りして勝手に請求してしまいます。カオスです。



ご自身の土地だし、太陽光は草が生えてると効率が下がることを把握しているからこそ

親切心でやってくださっているのだろうというのは理解しているので、地主さんのことを

ことさら悪く言うつもりはないのです。ただ、タイミングも価格も地主さんの気分次第と

いうのは、ビジネス上の関係としては不健全だと思うので・・・。

あと義母のストレスが溜まるのも問題でした。



そして一番の問題が、経産省に提出した変更認定申請に対して、経産省の許可が

出ずに、名義変更が完了しないことでした。



他の会社さんの名義で太陽光の許可が出ておりますので、これを仙台法人と東京法人に

名義変更しなくてはなりません。しかしこの手続きが難航しており、許可が出ないという

まさかの展開に陥りました。



経産省は「分譲案件」とみなしているようです。他方、業者さんは区画同士は離れており

分譲案件と認められる要素はないとしています。実際、現地を見ましたが、確かに区画は

隣接していないように見えました。



どうやら、公図が手書きとかの古い時代のものであり、公図上は隣接しているように

見えていることが悪いのではないか、ということでした。そうなると、測量し直して

公図を書き換える必要が出てきます。まあそれをやってもうまくいく保証があるかと

言われると、それもわかりませんが。



経産省側の許認可の名義変更がなされないということは、アパート経営で言えば

「土地建物の権利が移転していないけど家賃収入だけ貰っている状態」になります。

私自身がこの権利が移転されない状態を少し軽く見ていたところがあるのですが、

友人がそう指摘してくれたことで、これはかなりまずい状態だという認識を持ちました。



仮に、今その権利を保有している会社さんが倒産でもしたら、売電自体が成立しなく

なってしまいます。そうなれば、信販会社さんで借入している債務だけが残り、

売電収入は入らないという最悪の事態に陥ります。これは何としても避けたいです。



これら3つの理由が重なり、うんざりしてしまった・・・というのが今の状況です。



幸いにして、業者さんは体力も理解もある会社さんでして、こういった状況を営業の方に

お伝えして、会社として責任をもって買い取るということを言ってくださいました。

買い取ってもらえるなら安心というところでしたが・・・イレギュラーな話でもあり

なかなか前に進んでいきません。



ようやく具体的な話になってきたのが昨年12月くらいから。基本線は「残債額で

買取する」というお話でしたが、一括で払った土地の賃借料とか火災保険とか

登記の費用とか、諸経費はいろいろとかかっております。それも加味してほしいと

伝えて、諸経費の明細を出して・・・みたいな話をして、基本的にはこちらの希望する

金額で対応してくれそうというところまで話が詰まってきました。



こちらから費用の明細を投げて、これに対応する契約書を作ってくださいという

ところまで持ってきています。



ただ・・・心配なのは、まだそれに対して会社としてOKという文書なり公式回答なりを

いただけていない気がすること。営業さんが全部窓口になっており、もし仮に営業さんが

自分のミスを押し隠すため、会社には内緒でこれらのやり取りをしているとしたら?

実はこのやりとり自体が狂言という可能性も全くないわけではありません。

信頼できる方からの紹介でお付き合いしてる人ですし、キャラ的にそんなことをするとは

思えないですが・・・過去にそう思ってた人から裏切られた事案もありました。

大金も動くし、仙台法人に関しては期中に売上計上しておかないと税務上ややこしく

なってしまいます。よって、万全を期したいという気持ちはあります。



一応、会社の関係者の方もCcに入れてやり取りをするようにしていたり、電話で話した

内容も改めてメールで関係者の方をCcに入れて周知するようにしたりはしています。

これに加えて、会社として対応のスケジュールを出すことを追加で求めました。

いつまでに契約書を作る、いつまでに郵送する、司法書士の手配をいつまでにする、

みたいな感じでスケジュールを明確にしてくださいとお伝えすることで、その線を

守れなかった、などの異変を察知することができると考えたためです。

あとは買付の書面でも社判ついて出して貰えば、会社としての意思はあるという

確認にもなるし、いいのかもしれません。



なんとなくまだ不安が残る状況なので、不安を払しょくできるよう、先方にも情報を

開示して貰いながら進めていきたいと思います。

うまく買取まで進みますように。



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posted by ひろ* at 08:00 | Comment(0) | 太陽光発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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