2022年01月05日

高圧太陽光に関して業者さんに打ち合わせを依頼(オンライン代理制御とかいろいろ)。

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仙台法人で保有している高圧太陽光に関して、いくつか問い合わせが溜まっています。

解消させるために、新年早々業者さんと打ち合わせに行くことにしました。



仙台では事務作業にいそしんだため、あまりお休みした感じがしなかったお正月でした。

義母から、電話やLINEだと聞くのに手間がかかることを直接聞かれることも多く、

不動産のお仕事の話はだいぶスッキリしたものの、仕事をガッツリやったなあという

幹事しか残らない年末年始でした。まあ暇でボーっとしているよりは100倍マシだと

思ってしまう、暇が苦手な私です。



その義母から聞かれた内容の中に、太陽光発電所に関するものがいくつかありました。



その1

経済的出力制御(オンライン代理制御)への移行に関する通達



太陽光発電は発電量が天候や時間に左右される発電形態です。曇天であれば電気が

あまり発電されませんし、晴天であればいっぱい発電されます。朝晩の発電量より

日が昇っている昼間の方が発電量が多いです。電力会社さんから見れば、大変不安定な

電力供給源であるのは間違いありません。制御に苦労されているものと推察されます。

(それゆえに太陽光を基幹とするのは無理があると言う意見もありますね)



電気は需要と供給のバランスが崩れると停電などの問題を引き起こしかねないため

常に需要と供給のバランスをチェックして発電量を抑制したりしています。

不安定な太陽光発電を電力供給源に組み込んでも、安定的に供給されているのは

電力会社さんの努力の賜物ということになります。



そんな事情もあり、電力会社さんのバランス調整だけでうまく電力が調整できない場合は

太陽光など比較的電力の増減をさせやすい業態の発電所からの出力を制限することで

バランスを維持する方針が資源エネルギー庁から方針として提示されております。

出力制御は将来的にすべての太陽光発電事業者に義務付けられる方針ですが、私のように

そこまでの法整備が整っていない状態で構築した発電所もありますので、移行期間を

設けて出力制御を段階的に各事業者に課す形で話は進んでおります。



今回、当面の間は出力制御の対象外と整理されてきた旧ルール500kW未満の太陽光発電に

ついても、2022年の早いタイミングで出力制御の対象とすることになりそうです。

その内容のお手紙が届いており、義母が何なのこれはと私に聞いてきました。



私も不勉強で上記の流れについては全く理解しておらず、義母に聞かれたことで

ネットを調べて整理した結果が上に書いてある内容です。もしかしたら勘違いを

しているかもしれないので、もし変なところがあったらご指摘いただけると助かります。



この出力制御の手段として「オンライン代理制御」「オフライン代理制御」の

2つが想定されています。オンライン代理制御だと遠隔で出力制御を行うことができ、

オフライン代理制御だと現地に行って出力制御の操作をしなくてはなりません。



資源エネルギー庁としてはオンライン代理制御の方が発電量の調整をより柔軟に

行うことができ、最小限の出力制御で済ませることができると考えているようです。



送られてきた書類には、オンライン代理制御の場合は代理制御に基づくみなし発電量に

対する対価(買取代金)を補填すると書かれており、オフライン代理制御の場合は

その補填がないということでした。出力制御がない時代の事業者は出力制御を含まない

事業計画を立てているという前提で、その分を補填しようという考えなのでしょう。



補填なんかしたら電力会社さんは大損じゃないかと思ったのですが、調べてみると

費用負担調整機関(GIO)なる組織があり、買取義務者に対してFIT電源の代理制御の

調整に起因する負担分を交付金で補填し、買取義務者からオンライン事業者に対して

代理制御実施分の対価を補填するそうです。要は国が補助金で電力会社さんと

太陽光発電事業者さんの両社に対して補填をするということみたいですね。



費用負担調整機関とは何者なのかググってみましたが、低炭素投資促進機構という

一般社団法人がヒットしました。どうやらここが補助金を交付するようです。



私の保有している太陽光発電所も、オンライン代理制御に対応しないと、この補填を

受け損ねてしまうことになります。オフライン代理制御だと人件費もかかるでしょうし

オンラインにしないわけにいかないな・・・という感想を抱きました。



【2022/02/05補足ここから】

上記の考察は勘違いがありました。正確なところは後日のブログをご参照ください。

【2022/02/05補足ここまで】



その2

保安協会さんの定期点検での指摘事項



私が保有している太陽光は高圧なので、電気主任技術者を配置しなくてはなりません。

保安協会さんと契約して対応していただいております。



保安協会さんは年に1回点検を行ってくださっていますが、その点検結果で色々と

指摘があったから見てくれと義母がその結果の用紙を出してきました。



パネルが割れてるとか、パワコンの箱がサビてるとか、いくつか書いてあったのですが

その中で気になったのは接地に関する指摘です。Ωがどうのこうのって書いてあったので

たぶんアースの設置の仕方の効率とかそんな話なのかなとは思うのですが、正直なところ

何をどうしたらいいと言っているのか見当がつきませんでした。



その3

シルバー人材センターさんからの指摘事項



シルバー人材センターさんに草刈りとパワコンが入っているボックスのフィルター清掃を

依頼しています。昨年より元々お願いしていたシルバー人材センターさんから、今後は

引き受けが難しいというお話を受け、別のシルバー人材センターさんに作業を

移管しました。その際、フィルター清掃の手順もお伝えしたのですが、作業手順の通りに

対応したところ、錆がひどくてなかなかフィルタを取り出せない、なので清掃は難しい、

という連絡をいただいたそうです。



なんとなく、私が清掃の手順を間違えて伝えているのかもしれないなあと思いました。

写真があるので、これを見せて施工業者さんに相談すれば、その辺の内容がわかると

思うんですよね。



ということで、3点ほど施工業者さんに相談した方がいいなと思うことが出てきたので

まとめて直接ご相談してしまった方がいいなと判断。正月早々に電話するのは

恐縮だったので、ショートメールで急がないから都合がいい時に電話くださいと

送ったらすぐ電話が来ました。仕事熱心で頭が下がります。



上記3点説明して、特にオンライン代理制御の機器は導入しちゃった方がいいなと

思っているのでお見積などお願いしたいと話しました。施工業者さん曰く、半導体の

世界的な不足を受け、機器がなかなか納入されないそうです。動くなら早い方がいいと

いうことだったので、今週末直接お会いして相談することにしました。大阪の

業者さんなので、こちらから出向いて話をすることに。久々の大阪出張です。



ということで、今年は高圧太陽光にも多少動きがありそうな予感です。

ちなみに低圧太陽光も買取という形での大きな動きがありそうですが、それはまた

別の機会に書こうと思います。



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posted by ひろ* at 10:42 | Comment(0) | 太陽光発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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