2021年05月22日

宅地建物取引業者による人の死に関する心理的瑕疵の取扱いに関するガイドライン(案)が公開されました。

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宅地建物取引業者による人の死に関する心理的瑕疵の取扱いに関するガイドライン(案)

なるものに対してパブリックコメントが求められているとのことです。



昔は三世代同じ家に住んで、家族が看取るのが当たり前だったかもしれません。

しかし多世代同居型から核家族に変化し、更に多様な関係性や居住形態が生まれており

「家族が看取る」ということが昔に比べて減っているように思います。



そんな時代の変化を捉えた(?)のか、国土交通省からガイドラインが登場しました。

宅地建物取引業者による人の死に関する心理的瑕疵の取扱いに関するガイドライン(案)

という内容です。いわゆる孤独死の場合に、どんなケースだったら何年の間告知を

するのかということを定めたものです。



これまで、告知に関しては不動産業者さんの裁量にゆだねられていた面があります。

どんなケースだったら告知するか、というところは取り扱う不動産業者さんが

ある程度恣意的に解釈して運営していた部分がありますので、国から何らかの

ガイドラインが出ることは歓迎すべきことではないかと思います。



パブリックコメントを投稿するページはこちら



ガイドライン(案)はこちら



内容を見なくても雰囲気がわかるよう、ヤフーニュースへのリンクも貼っておきます。



ヤフーニュースから大事そうなところだけ引用すると・・・



病気や老衰、転倒事故による死亡は告知の対象外と明記。殺人や自殺、火災による死亡は告知すべきだとしたが、賃貸は発生から3年経過すれば不要とした。




とのこと。このガイドラインが正式に採用されると、私は過去2件孤独死があり

告知をしておりますが、そのうち1件は孤独死ではないということになります。

貸主サイドとしては、今までより厳しくない運用になるのでありがたいです。



また、一般的にこの孤独死や告知があるために、高齢の単身者の方への賃貸を渋る

家主さんも多いので、今問題になっている高齢者が家を借りられない問題に対しての

一定の対応策にもなるだろうと思います。この点は業界全体としてよいことと思います。



ただ、借りる側の心情としてはどうなんでしょうね?貸主としては今回のガイドラインは

歓迎すべきものだと思いますし、不動産業者さんとしても告知しないでトラブルに

なった時「ガイドラインに則しています」と言えるわけですから、歓迎すべきでしょう。

でも逆に言えば、借主サイドからすれば今まで告知されていたものが告知されないことに

なるため、そんな物件だったら借りなければよかった、という心情的に納得しかねる

事態は増えていくのではないかと思います。



いずれにしても、ガイドラインが整備されるのは良いことです。これまで業者さんの

さじ加減一つで告知される・されないが決まっていたところ、国が出した指針に従い

告知の是非が決まることになります。不透明な不動産業界において、透明性がほんの少し

増すだろうというのは想像に難くありません。



私自身はどうしても貸主の立場なので、貸主の経済的損失が今までよりも軽減される

今回の措置はありがたいという立場になります。よしとしない立場の人(がこのブログを

見ているかは怪しいですが・・・)におかれましては、ぜひこの機会に国交省さんに

パブリックコメントの形で異議を申し立てるといいのではないかと思います。

何も言わなければこの内容でガイドラインは定まってしまいますから。



なお、これは本当に個人的な考えなので、別に賛同して貰いたいとも思っていないことに

なりますが・・・人が亡くなった部屋でも気にせず住めばいいじゃないかと思ってます。

極端な話、関東大震災や空襲などで、東京なんかはそれこそ無数の尊い命がそこかしこで

失われているわけです。告知されていなくても、歴史を紐解いていけばそこで亡くなって

しまった方は誰かしらいらっしゃるのですから。



極論なのはわかっていますけど、江戸時代の三大刑場である小塚原刑場、大和田刑場、

鈴ヶ森刑場のあたりには普通に人が住んでいます。大和田刑場なんて慰霊碑を壊して

巨大マンションを建てたって記事がネットに書いてありましたよ。巨大マンションに

お住まいの方は事故物件という告知を受けているのでしょうか・・・。



これも個人的な思いですが、亡くなった方はその場に霊魂として存在するのではなく

人の記憶の中に存在するのだと思います。亡くなったとしても、故人をしのぶ人がいれば

その亡くなった方は人の記憶の中で生き続けますし、誰もしのばなくなったところで

本当の意味で人の世から消えてしまうのではないかな、と。



我が家でも、亡くなった義父の話が普通に会話に出てきています。私自身もお土産で

義父が好きだっただろうなと思うものを見ると1つ買って、仙台に行った時に仏壇に

備えたりしています。自然とそういうことが行われている間は、故人は私の心の中に

まだ生きているのだと思います。



なので、建物やその場所に対して故人は存在しない、心の中に存在する、という理論で

考えれば、建物の中で亡くなったこと、部屋の中で亡くなったことを気にする必要は

あまりないのではないかと思うのです。



あーでも、告知されることでそこに亡くなった人がいることを意識することが、

もしかしたらその人の心の中に故人を生み出してしまうのかもしれないですね。

不動産屋さんが告知しなくても、近所のうわさ話好きなおばちゃんが話すことで

そのお住まいになっている方の心の中に故人が生まれてしまう。その生まれたことに対し

「怖い」「気持ち悪い」といった負の感情を抱くのであれば、告知はしてほしいという

気持ちになるのかもしれません。



自分の意見を書いていたら、意外と住む人に告知することも大事なのかなとか

思ってしまいました^^;



なんか変な方向に話を流してしまいましたが、とにかくガイドラインが決まることは

良いことなので、きちんと民意が反映された形で成立することを心待ちにしております。



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posted by ひろ* at 10:32 | Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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