2020年08月23日
滞納に対する訴訟が決着しました。
現在13位です。来週からの仕事、大変だろうなあ。。
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札幌5棟目の滞納問題がようやく解消しました。全額とはいかなかったものの、
ある程度回収できたので、これはこれで良しとします。関係者の皆様に感謝。
滞納の結果、部屋の明渡に応じていただいた元入居者様。持病による入退院を繰り返す
ことになってしまっている方ですので、残置物なしで明渡をしてくださっただけでも
よしとしよう、最悪滞納家賃はそのまま支払われないことも覚悟しよう、と思って
おりました。
明渡がなされたから裁判はこれで終了?と思って管理会社さんに確認しましたが、
裁判は継続されるということでした。明渡と金銭の債務に対する訴訟は別問題なので、
滞納家賃という債務に対する訴訟は引き続き進めると言うことです。
訴訟は続くものの、明渡はして貰えたので募集をすることはできます。部屋は酷い
状態でしたので、見積額は普通に50万とか突破しちゃいました。おえー。
管理会社さんも「省ける項目はないです・・・」とのこと。管理会社さんに現場から
テレビ電話でつないでいただき、現場の状況を見せて貰いましたが、確かに削減できる
要素はなさそうです。いただいた見積で発注を行い、原状回復をしていただきました。
原状回復のうち、国交省のガイドラインに準じた部分は先方負担ということで請求を
させていただくこととしました。支払って貰える気はあまりしないですが、やらずに
諦めるわけにもいきません。滞納家賃+退去時精算に基づく原状回復費と清掃料を
弁護士さんを通じて請求しました。
また、どう考えても故意か事故でないと開きようがないドアの穴などもありましたので
事故ではないかと考え、火災保険の保険金請求をしたりして、少しでも回収できるよう
考えられる手を打ちました。
そうこうしているうちに、ようやくコロナで延期になっていた裁判が再開。
先方にこちらで計算した解約精算書を渡し、内容を検討いただくことになったとのこと。
そしてその次の裁判で、先方から出た回答は・・・
全額ではないものの、一部の額を親族からの支援で一括支払する、というものでした。
正直なところ、払っていただくのは厳しいのではないかと思っていた部分もあるため、
嬉しい誤算になりました。支払っていただけるだけでもとてもありがたいです。
本人にも、親族の方に支援して貰えるだけの関係がまだ残っていたということは
幸運だったと思いますので、大切にしていただきたいなと思う次第です。
さて、一応滞納訴訟は終結となり、決着しました。
果たしていかほど私は回収できたのかを、端数丸めてざっくりお見せします。
【先方債務金額】
・滞納家賃:15万(5ヶ月)
・賃料相当損害金+確定遅延損害金:3万(1ヶ月)
※訴状送達日〜明渡日までは滞納家賃ではなく賃料相当の損害金という計算になる
・退去時清掃料:3万
※家賃1ヶ月分だった模様、前のオーナーさん結構高く設定してたみたいです
・原状回復費用:28万
→合計:49万
【回収金額】
・30万
【経費】
・弁護士費用:25万(着手金10万、成功報酬15万、実費4万)
計算すると、49万のうち30万は回収できたものの、弁護士さんへの費用がかさみ
手元に残ったお金は家賃2ヶ月分以下の5万だけでした。
士業の先生に動いてもらう前に滞納を解決することが大事ですね。
オーナーチェンジで購入した際に、保証会社さんの引継ができなかったことにより
今回のような事態に至ってしまったと言うことでもあります。管理会社さんは
引継の為の書類をきちんと送ってくださっており、督促もしてくださっていたと
聞いておりますので、先方がそれを送り返さない以上どうにもなりません。
気にしていたらきりはないですが、中古物件をオーナーチェンジで購入する時の
リスクとして意識しておくべきと思いました。
あまり回収は出来なかったものの、先方は先方なりに支援いただける親族の方が
いるということが財産だと気づくことはできたでしょうし、弁護士さんも仕事ができて
経済が回った、ということと思って納得することにします。
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