2020年07月13日
行動力と感謝の気持ち。
現在16位です。慣れないことをしたせいか、昨日は妙に疲れました。
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発表資料を作っていて改めて思ったこと。私の場合は、センスや才能にあふれている
わけではないけど、行動力と周りの人への感謝の気持ちでそれを補っているのだな、と。
プレゼンするための資料って、自分の考えをまとめるためにも有効だなと思います。
私は計画的に行動するのが苦手なところがあり、その日やその場のノリや思い付きで
行動してしまうきらいがあります。最初に整理して、やることを決めてから動くのが
本当は良いのでしょうけど、走りながら目の前に起こる事件に対応するやり方で
動いてしまうことが多いです。そういった行動を後で振り返ると、そこに気づきが
あったりします。
今回のプレゼン資料をまとめながら、札幌2棟目のピンチを乗り切れた理由は何だろう?
と改めて考えてみました。
一番大きかったのは「行動力」だったと思います。当時は部屋数も少なく、稼働率が
低いままだと借入返済ができない状況でした。とにかく必死でした。埋めないことには
自己破産になってしまう、という危機感から行動せざるを得ない事情はあったにせよ、
それでもサラリーマンをしながら頻繁に札幌に行って営業まわりをしたり、金曜の朝は
メールを仲介業者さんにまとめて送ったり、トラブル対応したり、モデルルーム作ったり
今考えたら「しんどいなあ」と思うボリュームの作業をよくやっていたものです。
やらないとまずいという焦り、やらないと勿体ないという貧乏根性、やらずに後悔は
したくないという感情、やってないと不安になる焦燥感。そんなものがミックスされて
行動力の源泉になっていたのではないかと思います。
今はこの頃に比べれば規模も大きくなり、どこかがダメでも他で稼げばトータルで
何とかなりそうという状態になっています。だから、あの頃みたいにがむしゃらに
とにかく行動しないといけないという状態ではないだろうと思います。それゆえに、
行動量が落ちているような気もします。休みの日もなんかゲームしてダラダラしてる
ことが多いし(コロナのせいで出張できなくなったからといって、事務作業をその分
やっているかというと・・・やってないです)。
行動力、もっと増やしていかないとなあ。まだやれるでしょ。うん。
それから、周りの人への感謝の気持ちを持つことも大事なことだと思います。
自分一人では不動産賃貸業はできません。購入するだけでも、金融機関さんの力や
不動産仲介業者さんの力、司法書士んさの力、保険代理店さんの力などが必要です。
運営するなら管理会社さんの力や各種施工ができる職人さんの力が必要になります。
賃貸募集するには仲介業者さんの力が必要です。そして何より、物件に入居して
いただく入居者様の力も必要です。
自分一人で賃貸経営しているわけではありません。周りの人に支えられて、はじめて
家賃収入を得られることができます。そういった周囲の人への感謝の気持ちを持つこと。
それも大事なことだろうと思っています。
感謝の気持ちがあれば、相手にその感謝を伝えるために何をしたらいいだろう?
ということも自然と考えるようになります。
私自身は、どこまでうまくいっているかは別にして「三方よし」な取引ができるよう
常に考えているつもりです。事業なので自分が儲からないのは問題ありだと思いますが、
関係する皆さんと比較して相対的に利益を取りすぎないことも大事だと考えます。
将来にわたって持続可能な関係を作るには、誰かが一方的に疲弊するような条件で
取引をしてはいけないと思います。相手の利益はどこにあって、その利益を得るのに
必要な行動やコストは何かを考えると、そこは見えてくるのではないでしょうか。
入居者さんには、適切な家賃で適切な設備の物件を提供すること。
仲介業者さん及び管理会社さんには、入居者様募集や契約など、入居促進活動の中で
動いていただいた人件費に見合う手数料をお支払いすること。
大家は、適切な家賃を受け取ること。
意外と大家さん自身がこのバランスを崩しているケースがあると思っています。
見積はただじゃないのに、業者さんに何回も見積をさせ、挙句その見積を持って
別の業者さんに「これより安くならないか」と持ち掛ける行為。これは見積に動いた
業者さんのコストを無視して、自分だけが良い思いをしようとしていることになります。
営業活動の一環として見積は発生しますし、失注することだって当然あるでしょう。
でも、発注する側が「業者の見積はタダなんだから」という気持ちで何度も見積を
させてしまうのは、ちょっと違うのではないかと。
私だったら、相見積を取るなら同時に動いて貰い、相手の見積を見せるようなことは
しません。それはフェアじゃないし、大家の利益最優先でバランスが悪いと思います。
ヨーイドンで一斉に出して貰い、価格と提案内容で決める。それで失注するのであれば
相手も仕方ないと納得してくれるのではないかと。
上記はあくまで一例です。他にもそういったケースはあることでしょう。
相手の業界の常識や儲けを出すポイントがわからず、配慮しきれていないこともあると
思いますので、私も偉そうに言える立場ではないかもしれません。ただ、自分がわかる
範囲においては、そういった失礼はないように動いているつもりです。
相手を尊敬し、相手に感謝していれば、自然と失礼を働きたくないと思うように
なるものです。だから、「三方よし」の精神で向き合うことは、相手への感謝と尊敬を
もって接することに繋がるのではないかと思っています。
耳の痛いことも、単に批判と捉えて封じるのではなく、そう言われる原因が自分に
あるのではないかと考えると、批判してくださった相手の方にも感謝の気持ちが
芽生えます。こういう問題を自分が認識せずに持っていたんだなということに
気づかせてくれたこと、40も越えてるいい年したオッサンに、わざわざ労力をつかって
忠告していただけること、そういうことに感謝しようという気持ちになります。
先日、ブログのコメントで「それしか報酬を出さないなんてケチすぎる」という
内容の書き込みをいただきました。勿論批判的なコメントをいただけば感情の面では
凹むのですが、自分の尺度で十分とおもったことが、別の人から見たら不十分に
見えるのだなということも勉強になりましたし、もし自分の取引相手が同じように
不十分と捉えているのか、その兆候の有無を今後のやりとりから把握する必要が
あるのだなということ、もし兆候があれば別の形でフォローが必要だなということも
感じました。そういう意味で、わざわざコメントをしていただけたことに対して
ありがたいと思う気持ちも芽生えております。
失敗を繰り返しながらも、ここまで何とか生きてこれている理由を自分なりに考えると
「行動力」「感謝の気持ち」なのかな、と思った次第です。なので、セミナーの資料にも
そういったことを書かせていただきました。
さて、今週もはじまりました。新たな1週間を迎えられたことを感謝しながら、
サラリーマンのお仕事の時間以外でうまく不動産の仕事をこなせるよう調整しながら
感謝の気持ちを忘れず行動をしたいと思います。
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