2020年05月31日

札幌8棟目の退去予告に思う、特化型ビジネスの怖さ。

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札幌8棟目で残っていた民泊2件、いよいよ退去予告が届きました。そう遠くなく

届くだろうと思ってはいたものの、厳しいですね。



冒頭に書いていた通り、覚悟はしていた事案です。だから「やはりきたか・・・」という

感想でしかないのですが、でもやっぱり本当にそうなると少しショックを受けます。



札幌8棟目は、きっかけがあり知り合った民泊の管理会社さんに借りていただいて

おりました。半年前までは、民泊もイケイケドンドンで雨後の筍のように施設数が

増えている時代。まだまだ儲けも出ていたし、合法になって少し落ち着いた頃合いで

あったように記憶しています。札幌8棟目を購入し、3部屋の空室があり、1部屋は

埋まったものの、もう2部屋がなかなか・・・。そんな時に、こちらの業者さんが

民泊をやってもいい部屋を探しているということで、こちらから提案して借りて

いただいた次第でした。



その後も勢いは止まらず、空いたらすぐ借りますと言われていたので、少しずつ

部屋は増えていき・・・最終的には12部屋中5部屋がこちらの民泊運営会社さんを

賃借人とするまでに至りました。ちょっと偏りすぎている感じはしたのですが、

民泊もあと数年は大丈夫だろうという判断のもと、引き続き借りていただく形で

進めておりました。



若干飽和状態になってきているかなという雰囲気もあり、客単価が下がっているという

話も聞いていました。本当にこのまま突っ走っていいのかなと引っかかりを感じつつも、

家賃も少し高く取れるという魅力には抗いがたく、依存度は高まる一方でした。



そして、遅れて入ってきた消防検査の結果、自火報などの設備が必要という指摘が入り

100万以上かけてそれらの設備も整えました。倫理的に、合法でない状態を把握して

いながら放置するというのは無責任であるとしか言えず、もし仮にその違法な状態で

事故でも起こった日には、宿泊者の方の命に関わる問題になります。オーナー責任も

当然問われることでしょう。高い家賃の裏にはそういうリスクもあるし、その対策に

かかる費用もあるということだと思います。



借りていただいている運営会社さんからも、追加で部屋を借りていただく都度、

初期費用でその設備導入分も負担いただけるという話でまとまり、費用の負担感も軽減。

協力体制でやっていこうという話もできていましたので、今後も安定して借りていただく

設備投資と割り切って、費用を投下した次第です。



そうやって作ってきた協調関係が、新型コロナウィルスの前に脆くも崩れ去りました。



借りている側としては、当然ながら旅行客が減ることで収益が上がらなくなります。

収益が上がらないということは、運営会社さんも大きな損を抱えることとなります。

そして運営会社さんはあくまで民泊の管理会社さん。ホストとなる人に対して

借りた部屋を使って民泊で収益を上げましょうという提案をすることになりますが、

そのホストさんが撤退して、代わりに運営するホストさんがいなくなってしまえば

家賃は収益を生まず、ただただお金を垂れ流すだけということになります。



そりゃあ、運営会社さんの立場になれば、解約もしたくなります。ビジネスの判断として

それは正しいと思います。私が逆の立場だったら当然そうせざるを得ないと思います。

だから、そのこと自体は仕方ないと思いますし、消防費用が回収できないことも

世界情勢の変化を考えればやむを得ないと思います。私の判断ミスというだけです。



ただ、ここまで一緒にやってきたんだし、解約する時に一言声をかけていただくくらいは

してほしかったなあ・・・。運営会社さん、もしかしたらここ見てるかもしれませんけど

その点だけは私は残念だと思っています。申し訳ない、こういう状況なので解約とさせて

ほしい、と一言直接声をかけてくれれば、もやもやした気持ちにはならなかったです。

管理会社さん経由で「解約通知入りましたけど、何かお話されていますか?」と

連絡を受けた時はちょっと寂しかったです。きっとパニック状態で心の余裕もなく、

それどころではなかったのだろうということと推察してはいるのですけど・・・。



この時解約の予告が入ったのは3部屋。残り2部屋はまだ解約通知が来ていない状況で、

その2部屋のホストの方は様子見をしているのかなと想像しました。3部屋の解約に

関しては、行き違いで原状回復費の支払が遅れるとか、多少のドタバタはありましたが

無事に完了。うち1部屋は管理会社さんの頑張りもあって、家賃は安くなったものの

無事成約となりました。



いずれ来るであろう残りの2部屋の解約の前に、もう1部屋埋めておきたいな。

そんなことを思っていましたが、残念ながらそううまく事は運びませんでした。

解約の通知が届き、残り2部屋も空室になることが確定。12部屋中4部屋の空室を

抱えることになりました。



新型コロナウィルスの影響をモロに受けることになった札幌8棟目。

それは私の経営判断のミスということでもあります。もし、札幌8棟目しかない

状態であったら、私はたぶんまともな神経状態でいられなかったと思います。

やっぱり最初は王道の賃貸物件である程度の基盤を築き、その上で亜流である

収益性が高くリスクも高いものに手を出すべき、かつポートフォリオにおける

それらの比率は低く抑えるべき、という思いを新たにしました。



私自身はリーマンショック直後のスタートなので、本格的な経済の下落局面での

賃貸経営は初めてです。先人の知恵も参考にしつつ、この難局をうまく乗り越えて

次の一手を見いだせるよう、精進したいと思います。今回の退去もその勉強の一環と

前向きに捉え、次にどんな形で貸し出すかを検討したいと思います。



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posted by ひろ* at 08:35 | Comment(1) | 札幌8棟目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
難しいところですよね。コロナなんて誰も予想していなかったことですし。
でも、次に活かそうとしている点はさすがだと思います。
Posted by じゅん at 2020年06月01日 06:46
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