2020年03月30日

滞納の末路は自己破産・・・。

人気ブログランキング参加中です。是非応援のクリックを。

現在14位です。昨日は初めてZoomミーティングをやってみました。面白いですね。

応援クリックよろしくお願いします→



札幌5棟目で滞納4ヶ月目に入っていた男性入居者さん、やむなく立ち退きの訴訟を

スタートさせましたが、先手を打たれ(?)自己破産の通知が届きました・・・。



今回自己破産に至った入居者様はお年を召した男性の方で、出稼ぎに行ったまま

返ってこないことが多く、連絡も取りづらいという特徴がありました。

家賃はこれまでにも度々遅れていましたが、1ヶ月以内に正常ルートに戻ることが多く

あまり滞納そのものについては気にしておりませんでした。この物件はプチ滞納をする

入居者様が3〜4名いらっしゃるので、その中の一人くらいの認識でした。



この方のことを要注意と意識し始めたのは、昨年の5月でした。その時に問題になった

お話は、ブログにも書いた駐車場に関する小さなトラブルです。詳細は過去ブログ

ご参照いただければいいのですが、勝手なことを言う人だと思うと共に、これだけ

お金に汚いことを言うってことは、お金も心も余裕がないのかなという気もした次第。



この事件の後もプチ滞納が断続的に発生していましたが、昨年の9月時点で2ヶ月の

滞納となり、管理会社さんが何とか連絡を取ったところ、出稼ぎで本土にいるとのこと。

家賃はまとめて支払うと言うお話になりました。



この方、購入の時に保証会社さんを引き継ぐことができておらず、保証会社さんを

使えない状態でした。売買の時、どうしても引き継げない保証会社さんがあり、そちらの

対応はきちんとやってくださったのですが、この人はどうやら保証会社申込書の記入を

せずに返送してこなかったようで・・・。相手がだらしないからそうなるというのは

ある意味仕方のないことなので、そこは管理会社さんがどうこうという話ではないですが

このフォローが漏れていたことにより、滞納が補償されない状態になっていた次第です。



0月時点で連絡がついて督促をした際には、10月に約束の金額がちゃんと振込がされて

一旦滞納は解消となりました。そして11月にまた滞納して、12月に11月分は

支払ってくださったものの、それ以降家賃の支払いが途切れます。



2月の入金もなく、滞納3ヶ月となった時点で、管理会社さんから弁護士相談の上での

立ち退きという形をとった方がいいのではないか、とご提案をいただきました。

個人的には、駐車場事件もあったので、この方はもうこの辺で退去いただいた方が

いいかもしれないという感じになり、管理会社さんに訴訟で立ち退きの方向で動いて

いただくようにお伝えしました。



弁護士費用は着手金10万(税別)、成功報酬として賃料3ヶ月分、実費4万程度という

ことでした。家賃が3万ちょっとの物件なので、家賃8ヶ月分くらいですか。そこに

滞納されている家賃3ヶ月、あと立ち退き確定までにかかる期間の間の家賃など考えると

1年分以上の家賃がロスとされます。うぅ、吐き気が・・・。



でもこのまま何もせずに出血を拡大させても仕方がないので、立ち退き訴訟に踏み切る

ことにしました。ご紹介いただいた弁護士さんに着手金11万(税込)を支払い、

粛々と訴訟の準備を進めました。書類が送達されたと管理会社さんから連絡があり、

恐らく不在で受け取れないだろうから、居住調査(電気、ガス、水道の契約有無確認)を

経て訴訟がスタートされるだろう、ということでした。



裁判をやるのは、札幌6棟目の大型滞納以来2度目です。1回目の訴訟の時も私は特に

何もしなかったし、今回も何もしません。書類上の手続きだけで、実感がありません。

まあこんなもんに実感を込めて法廷に立つ日が来てほしいとは思いませんから、

それでいいんですけど・・・。



さて、管理会社さんから書類送達の話を受けてから約1週間後くらいでした。

管理会社さんから「このような書面が届きました、弁護士と今後の対応について

確認します」といった内容の連絡。このような書面とは一体・・・?添付されていた

ファイルを開くと、そこには・・・



「債務整理開始通知」



うへ、自己破産しちゃったよ!まじかー!



自己破産自体は正当な権利ですし、本当に苦しい状態であればそうすることで債務を

放棄することができますから、その時は楽になれるものです。債権者はこれをやられると

その後債務の督促はできません。入居者様としては、破産することで既存の債務を

なかったことにできますから、本当にお金がなくて苦しいなら、その選択を取ることは

やむを得ないことでしょう。



ただ、債権者の立場としてはねえ・・・。生活が苦しかったのだろうと同情はしますが

私だって借金してアパート買ってるんです。こっちだって苦しいですよ。



滞納されている入居者様から自己破産を食らったのは、これで3回目。いずれも札幌の

事案です。試される大地・札幌。あいたたた。



今後も恐らく入居者様は家賃は払えないでしょう。払えないだけなら仕方ないのですが、

そのまま賃貸借契約が有効で居座られるようなことがあると、被害がどんどん拡大して

しまいます。その辺って、この場合どうなるんだろう?ネットで見る限りは、滞納などで

信頼関係が破壊されていれば、こちらから解約できるようなことは書いてありましたが

実際の運用上はすぐに引っ越すことはできないだろうし・・・。



一日も早く、もっと家賃が安くて現実的に支払える家に引越をしていただき、お互いに

正常化を図れればいいなと思うのですが。果たしてどうなることやら。

過去の自己破産は、いずれも既に退去済のケースだったのですが、今回は居住した状態で

自己破産です。経験がないことなので、管理会社さんに詳しいことは伺ってみようと

思っております。



色々なことがありますね、賃貸経営。そう簡単にめげるタイプではないので、これもまた

経験ということで、いずれ笑い話にできるでしょう。今はつつがなく処理を終えて、

新しい入居者様を募集できる体制を早々に整えることに注力したいと思います。



ランキング上位定着目指して毎日ブログを更新中。ここまで読んでしまったからには

お帰りの前にこちらをクリックですよ!→

最後に人気ブログランキングのクリックを是非お願い致します。

↓面白かったと思った人は迷わず押すべし↓



お暇な方は食べ歩きブログもあわせてよろしくお願いします。




posted by ひろ* at 08:33 | Comment(1) | 札幌5棟目(売却) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
厳しい状況ですね。
長期戦になりそうですが、事態が改善することを願っております。他人事とは思えないことです。
Posted by じゅん at 2020年03月31日 07:08
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: