2017年02月24日
大型滞納+逮捕+自己破産→大家的には痛恨の一撃・・・。
現在8位です。うーん、肩こりがけっこう激しいぞ。
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ようやく満室に返り咲き、少し落ち着いた札幌4棟目。売却の前に満室にできて
良かったです。次の方も満室なら落ち着くことでしょう。
今日はその札幌4棟目で、今はもう退去されたけどかなりの大型滞納をされた方が
いらっしゃいました。前にもブログに書いたことのある方です(こちらとこちら)。
退去までの間にもいろいろと(大家側からしてみて)残念なことがあったので、
今日はそのあたりを書いてみようかと思います。
昨年の春先にご入居開始となり、最初の1ヶ月分の家賃を払ってもらった以降は
一度も家賃を払いませんでした。出稼ぎで遠くに行ってるからみたいなことを言って
ちっとも連絡が取れない方で、当時管理会社さんも担当者の急な退職等ありまして
フォローがあまりできていなかったように思います。そして私自身もバカだったのですが
本件そこまで滞納が大型化していることに気付くのが遅れてしまっておりました。
車のスペアタイヤだかスノータイヤだかわからないけど共用部に勝手にタイヤを置き、
何度注意しても改善されないという点でも、お金は払わず売掛金だけが計上されて
さらに物件の美観を損ねるという最悪な入居者さんでした。
管理会社さんと、まずは出血を止めることが最優先ということを取り決めして、
とにかく出て行ってもらうように全力で交渉をして、ようやく退去届に署名押印を
してもらったのが秋口でした。よかった、これでとりあえず傷をふさぐことはできたので
あとはゆっくりでもいいから回収するだけになったと胸をなでおろしました。
しかしここで衝撃の事態が。退去を目前に控えたある日、管理会社さんから恐ろしい
メールを受信したのです。その内容は・・・
「○○○号室(滞納部屋)の入居者様が逮捕されました」
え、逮捕!?マジで??
どのくらい拘留されるかにもよるけど、少なくとも間際に迫った退去に関しては
延期確定じゃないですか。しかも、逮捕されている間は滞納確定ですよね・・・。
うわー、最悪だー。出血止まったと思ったらぶり返したよ!
なんていうか、警察に損害賠償を請求したい気分ですが、何を言ったところで
国家権力から何か便宜を図ってもらうことなんてできません。民間の努力を見事に
水の泡にしてくれたなと恨み節を言いたくもなりますが、どうにもなりません。
そりゃあ別の面から見たら犯罪者を野放しにしない方が重要ですし・・・。
何にせよ、これで私の出血はさらに拡大。2ヶ月ほど拘留されていたようです。
釈放されて戻ってきたのは冬でした。ああもう最悪だ。一刻も早く出て行ってくれ!
家賃を払ってくれない以上、お客様でもなんでもありません。
結局彼は生活保護を受けることになり、家賃の安い家を見つけて退去しました。
結局8ヶ月くらいの大型滞納になりました。管理会社さんとの間で返済計画を立てて
その念書にも署名押印してもらったということでしたので、あとはどこまで取り返せるか
わからないけど、じっくり回収していきましょう、という感じになりました。
それから1ヶ月後、そんな私の薄い希望を完全に打ち砕く非常なお手紙が届きます。
それがこれ。
はい、これで回収不可能になりましたー。最悪だ。
プロの方のお話だと、こうなってしまったらもう回収見込はないとのことです。
債務者に直接接触すること自体がNGになりますし。
いやね、家賃も払えず生活保護にまでなるという時点で社会的弱者であることは
間違いないですし、自己破産も正当な手続きだと思うので、致し方ないわけです。
彼の視点から見ればまた別の世界が見えているわけだから、そこに必然性なり
正当性なりもあることとは思いますよ。そこは否定しません。
でも、これがさんざん家賃を踏み倒されて、不誠実な行為をされた大家側の視点で見たら
またちょっと違った景色が見えるわけです。
本当に誠実な人なら逮捕もされないし、家賃だって少しくらい払う努力はするでしょ?
そういうのも何もなく、自己破産や生活保護などの権利だけは主張するって時点で
人間として終わってる、と。私が高利貸しであれば仕方ないと思いますが、ご自身で
検討して選ばれた物件ですよね?私が押し売りしたわけでも何でもありません。
年収だって審査した時はちゃんとありましたよね?支払えるつもりで入居されたのに
最初から払えない、いや、払わないってのは、もう確信犯としか思えません。
まあだからといって、こんな場末のブログで愚痴っても何も変わりませんし、
運気が下がるかもしれないので、この方の話はこの場限りにします。
もっと早い段階で退去や回収という形で動けなかった大家サイドが悪いのです。
審査して入居を許可した大家側にも責任がないわけではないのです。
不満はあるけど忘れることにしますよ、ええ。その分別のところで稼いで取り返します。
昨年の札幌4棟目は、火事部屋と滞納&逮捕部屋のために、かなり稼働率が落ちました。
この2つだけで、1部屋がまるまる一年以上稼働していないくらいのインパクトに
なりました。退去も多く、管理会社さんとの関係も再構築する必要がありましたので、
昨年の札幌4棟目はかなり苦しい戦いになりました。
※火事の件はこちらとこちらに詳細書いてあります
苦労は買ってでもするべし、という格言もありますので、きっとこの経験が今後に
活きてくるシーンもあるのではないかと前向きにとらえようと思います。
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