2017年02月09日
受け入れづらい属性の方をいかにして受け入れるか。
現在7位です。ランキングの変動が最近激しいですね。
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審査が緩いことを売りにして賃貸の募集をしている関係からか、どう対応すべきか
悩ましいと感じてしまう内覧希望者の方も割と頻繁にやってきます。
本日のブログは、そんな方が来た時の私の対処法について書きたいと思います。
基本路線は、去る者は追うけど来るものは拒まないスタイルです。せっかくのご縁で
内覧や申込をいただいた方に対して、なにも検討せずにはいサヨウナラと言うのは
とても申し訳ない、という気持ちがあります。そのため、ご興味を持っていただいた
方に対しては、最大限ご入居いただけるようにこちらもいろいろな手を考えます。
そういうスタンスなのと、あまり市中競争力のない札幌2棟目(売却済)、札幌3棟目を
抱えていたこともありまして、緩い審査+来るものは拒まずにまず検討します、という
今の営業スタイルが出来上がりました。
勿論リスクもあります。ある程度は受容し、ある程度は何らかの形でリスクヘッジする。
そんなやり方をするようにしております。
事例1
現在生活保護を受給中、保証人なし、保証会社も過去に審査した時にNGになっている。
そんなお客さんですが、紹介可能でしょうか?という問い合わせがありました。
対応方法
どこの保証会社がNGだったかをまず聞き出しました。
すると、全保連、日本セーフティー、JID、ライフ、ほっと保証に関しては過去に
審査をしてNGだった(たぶん滞納しているんでしょうね・・・)というお話です。
管理会社さんと会話したところ、それならライフは使えるかもしれないよねと。
なるほど、じゃあライフさんで申し込むことを前提にしましょうか。
滞納リスクはこれでクリア。保証人がいないことに関しても、保証会社さんがつけば
解決できます。あとは原状回復リスクが残りますので、その点に関しては敷金と礼金を
しっかり積んでもらいましょう、ということにしました。
そこまで仲介さんと話をしたのですが、結局この方は申込を入れてきませんでした。
まあ他で決まったならいいんじゃないかなと。
事例2
水商売の方で、近々足を洗いたいから安く住めるところに引っ越したいという希望で、
初期費用もそんなにかけたくない(=かけられない)という方の相談でした。
対応方法
敷金、礼金、初月家賃はサービスする方針にしました。その代わり、ちょびっとだけ
家賃を上げるような感じで対応。保証会社さんを入れる形を必須としました。
また、隣に高齢の方が住んでいるので、生活時間帯のずれによる騒音トラブルには
留意することを了承いただきたい、ということも伝えました。
その他、詳細条件は申込をいただけた場合に検討する、ということで仲介業者さんに
返信しました。
この方も結局お部屋自体に難色を示し、入居申込には至りませんでした。
事例3
高齢者の方で、70代。貯金と年金で食っていけるけど、今住んでいる家が取り壊しに
なるということで次の住まいを探している方でした。身内の方はいないとのこと。
対応方法
正直、高齢者の方に関しては(失礼かもしれませんが)現世からの旅立ちのことを
意識して契約しなくてはなりません。少なくとも、孤独死した時のための保険には
きちんと加入する必要があります。そういったプランを必須とさせていただきました。
また、保証会社さんも加入いただきたいところです。実際に入れるのかは何とも
言えないところなのですが、身内がいないということなので、荷物の処分等について
誰かに責任をもってほしい感じはしています。保証会社さんが入れば、夜逃げ等の場合に
残置物の処分をしてくれるので、それに準じて何とかならないかなと。
(ただ、死亡の場合は補償対象外という話も聞いたことがあるので、無理かも?
身内がない部屋でお亡くなりになった場合の残置物処分に詳しい方、情報求む!)
あとは、孤独死にならないように常に見守る必要もありますので、ソフトバンクから
発売されている見守りホームセキュリティなどを入居者様負担にて導入していただく、
ということも考えたいと思っています。一定期間ドアが開いていない場合に警告の
メールがくるというものです。値段が月額500円というのもお手頃で入居者様の
負担が軽く、いいのではないかと思っています。
もしくは、あまりこの辺詳しくないですが、民生委員さんに回ってもらうだとか、
東京都限定ですが高齢者向けにその辺を解決してくれる制度があったりだとか、
なんかいろいろと手はあったはずですので、そういったものも活用したいです。
こちらはまだ内覧していない(と思う)ので、もし申込が来るようでしたら、
更に具体的な方策を練っていこうと思います。
高齢者の方は今後増える一方。シニアマーケットをターゲットにしていかないと
将来的な安定経営は成り立たないと私は思っています。そりゃあ高齢者の方を
リスクを取って入れなくても大丈夫な物件ばかりならいいのですが、なかなかそうも
いきませんので、少しずつそういう方も視野に入れていく必要があります。
その際に、今から高齢者も受け入れる準備を整えていること、高齢者入居に関する
ノウハウがあることは大事だと思っています。そんなわけで、私はあまり嫌がらずに
高齢者の方でも審査をしていこうという気持ちでおります。
ここ最近あった、ちょっと癖のある内覧者の話と、それに対する私の対応でした。
何かの参考になれば幸いです。
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