2016年11月12日

フィリピンのコンドミニアム、1戸損切り!そしてMaceda法へ・・・。

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いろいろ無理だなと思ったので、1戸フィリピンのコンドミニアムを損切りすることを

決意しました。キャンセルするけどお金を半分取り戻すぞ大作戦を行います。



今回キャンセルを決断したのは、融資承認が出たのに1年半経っても実行されずに、

何回も審査のやり直しをするという意味の分からないプレイを強要されている

コンドミニアムです。



3戸のうち一番立地が悪く(とは言っても将来的には化ける可能性は大いにあります)

その分安い物件です。3戸の中で唯一の2BRでしたので、ちょっと勿体ないという

気持ちはあったのですが、いろいろと検討した結果、やっぱり止めることにしました。



銀行融資の件でケチがついて、結局もう一度融資審査をやり直さざるを得ないという

厳しい状況になってしまったことも勿論ありますが、それ以上に大きかったのは、

デベロッパーさんに想定以上の金額を持っていかれる可能性があることでした。



この物件、ターンオーバーの時期は確かに事前にわかっていたのですが、手続きの

お知らせが来たのが引渡(ターンオーバー)の1〜2ヶ月前。銀行融資を考える人は

到底間に合わないスケジュール感でした。情報が来てから急いで融資審査にあたろうと

フィリピンの銀行の日本支店に行ったものの、どこもこのコンドミニアムの融資は

取り扱っていないと。で、最後にデベロッパーさんからあっせん融資の話が出たのが

フィリピン本国での融資の話。時間がかかるので、当然間に合いませんでした。



そしてデベロッパーさんは、期日までに支払いができなかったからということで、

機械的にペナルティを課してきました。最終支払の金額に対して一定のパーセンテージを

かけた金額なので、当然ながらペナルティの金額も段違いです。



事前にスケジュールを渡していたでしょと言われればそれまでなのですが、詳細な案内の

タイミングが遅すぎるデベロッパーさんにも責任の一端はあるんじゃないですか?と。

新興国は交渉したもの勝ちというところがありましたので、とりあえず交渉をしてもらい

ペナルティは無しにしてねということを伝えました。



デベロッパーさんも「ペナルティ無しにできるよう稟議を挙げる」と言ってくれました。

しかし、次に出てきた言葉は「いったん全部ペナルティ含めて払ってね、稟議が通ったら

返金するから」というセリフ。いやいや、それって稟議通らなかったらアウトでしょ?

こちらとしては稟議を先に通して、ペナルティ免除を確定してほしいわけですよ。



いろいろと交渉してもらいましたが、最後まで先方の主張が変わりませんでした。

勿論、最終の分以外で完全に私の過失でのペナルティもありましたので、そこは

既に支払いを済ませております。最後の一発分だけなんだから、もう少し何とかして

くれてもいいんじゃないかと思ったのですが、先方は折れてくれませんでした。



並行で金融機関さんと話をしていきましたが、一度OKが出たから書類を送ったのに

しばらく何も言ってこないと思ったら、なぜかもう一度審査をやり直すという話に

なってしまったり。あちらのプロセスの不明瞭さに翻弄され続けました。

こちらが最初の一発目の書類を出すのが遅くなってしまったという点は問題点として

あったと思うので、そこは私の反省点なのですが、それにしても稚拙な対応でした。



結局、公証役場やフィリピン大使館で認証を取ること3回。1回やるだけで1.5万は

確実にかかるのに、それを3回やらされた挙句、もう一度融資審査をやり直すとか。

何が何だかわけがわかりませんでした。ほんと、意味がわからなさ過ぎて困惑です。



そうやって時間ばかりが経過していく中、ペナルティも順調に積みあがっていきます。

(ペナルティは支払っていない分に対して毎月一定のパーセンテージかかります)

ふと気が付くと、本来支払うべき金額の1.5倍にまで膨れ上がっていました。



こうなると、ますますそれを全額払って稟議の結果を待つなんて怖くてできません。

仲介業者さんをエージェントとして交渉をしてもらいましたが、やはり一度払えの

スタンスは変わりません。これはもうダメだと思い、損切りすることにしました。



こういう結末に至ったのは、私が現金で買うというオプションを覚悟して準備をして

おかなかったこと、お知らせが来る前に自分から積極的に銀行融資を開拓しておく

努力を怠ったことが根本的な原因ですので、デベロッパーさんや金融機関さんに対して

恨み節を吐くことはしません。投資は自己責任。私の危機管理能力不足から発生した

損失であり、甘んじて受け入れます。無念。



さて、これまで支払った分割の頭金はどうなるの?というところがあったのですが、

どうやらフィリピンの法律で、こういうケースの時には半額返しなさいという

ルールがあるようです。



アジア太平洋大家の会の会長、Manachanのブログに良い記事がありました。

フィリピン物件の損切り法、というタイトルの記事です。

これによると、Maceda法という法律で、半分返金が義務付けられているという

話だそうです。情報収集してみたところ、実際にこの法律でお金が返ってきた人が

いるということがわかりました。



手続き自体は、簡単な英語の読み書きができれば、フィリピンのデベロッパーさんと

自分で直接やり取りできるようです。半額返金をデベロッパーさんに求めることで

先方から書類を書きなさいと言われるので、それを一つずつやっつけていくと、

無事に返金を受けることができるということでした。特に手数料はかからないそうです。




私が今回やり取りしたデベロッパーさんの場合、小切手で返金されるそうです。

この辺については、先日引き渡しを受けたコンドミニアムを管理してくださる会社さんが

うまいこと何とかしてくれるということでしたので、盛大に甘えることにしました。

管理会社さんにフォローしてもらいながら、私がやり取りして返金を目指します。



管理会社さん、返金の手伝いのフィーはいかほど?と聞いたところ、無料でいいですと

優しい一言。管理の付帯サービスって感じで考えてくれているようです。ありがたい。



そんなわけで、これからはお金を取り戻す戦いです!

なーに、フィリピンで単身被害届をゲットしてきたことのある私です。

(その様子を過去のブログに書いてますので、よかったらどうぞ:前編後編

メールのやり取りくらいならどうとでもなる!取り戻すぞー!

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posted by ひろ* at 12:18 | Comment(0) | 海外不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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