2016年08月21日
火災保険の質権設定が改善されるようです。
現在24位です。今日はモンハン音楽祭。
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今日はあまりネタもないし、この後休日出勤しないといけないので、質権設定に関して
最近教えてもらった保険の豆知識を書いてお茶を濁そうと思います^^;
融資の際に、金融機関さんから質権を設定されている方もそこそこいらっしゃるかと
思います。かくいう私も、個人・法人問わず、自宅を含めて10件の建物に対して
有担保融資の契約を受けており、うち3件が質権設定ありの契約になっております。
質権を設定する目的は、金融機関さんが万が一の時に債権を確実に回収するための
手段の一つです。質権を設定すると、火災保険の証書の原本は金融機関さんのもとに
預けられます。仮に建物が全焼した場合も、火災保険はまず金融機関さんの元に
支払われますので、金融機関さんとしては保険金を支払われた債務者が支払いを踏み倒し
保険金を持って逃げるなどのリスクが軽減されます。
私が質権設定されている物件は、サラリーマンに優しい某金融機関さんで2件、自宅の
借入となる住宅ローンで1件となっています。
※サラリーマンに優しい某金融機関さんでは3件借りてますが、うち1件は先方が
質権設定を忘れるというびっくりするミスがあり、質権設定なされておりません。
札幌4棟目を購入した時に、民間金融機関さんの取引で初めて質権設定されなかったので
「質権とかいいんですか?」と聞いてみたことがあります。その時の担当の方の回答は
「うちはしてないです」「今は質権設定する金融機関の方が少数派だと思います」と。
そんなもんなんですねー。
質権を設定されることでどのような弊害が出るかなのですが、今のところは特に顕著な
問題はないと思っています。大火事や全焼などといったケースの場合に、支払われた
保険金から金融機関さんが残債に充当していくくらいだろうと。だから、普段からの
日常のシーンにおいては、特に大きな問題はないものと考えます。
さて、質権設定されている物件で保険金請求対象の事故が発生した場合どうなるかです。
まず、保険金の支払いが保険会社さんにて確定されます。その後、質権設定をしている
金融機関さんに、保険会社さんから保険金を契約者に支払って良いかどうかの確認が
行われます。金融機関さんがOKすると、保険金が支払われます。
通常起こりうる範囲の事故(ポストが壊れた、入居者様の過失で窓ガラスが割れた、等)
に関して、金融機関さんが支払を拒否することはまずありません。今後収益を得られなく
なってしまうような大事故に限り、なんらかの権利を行使してくるものと思われます。
承認までの速度には金融機関さんごとにスピード差があります。サラリーマンに優しい
某金融機関さんはスピード承認してくれますが、住宅ローンを借りている金融機関さんは
のんびりしていて、保険金の支払いまでに1ヶ月半くらいかかりました。
この時間がかかる状況は仕方がないのかなと思っていましたが、先日保険代理店さんと
打ち合わせをした際に、今後の契約ではこの点が改善されるということを伺いました。
(東京海上日動の場合であり、他の保険会社さんも一律かはわかりません)
質権設定の書類の書式が変更され、破損事故や漏水事故などについては金融機関さんの
承認なしに保険金を支払ってもらえるようになったそうです。
ただし、既に質権設定が済んでいる場合は従前通り金融機関さんの承認が必要です。
今後契約する火災保険で質権設定を求められた場合は、軽微な事故は契約者のところに
保険金がすぐに支払われる、ということです。なるほど、これはいい話。これまでの
契約にも遡って適用してほしいくらいです。
普段あまり意識しない質権ですが、事故があった時に保険金の支払が遅くなる要素として
存在していること、そしてそれが今後の契約では改善されそう、ということ話でした。
さぁ、これで安心して火災保険をフル活用(!?)
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