2016年05月11日
最近の札幌のAirbnb(民泊)の動向を把握する勉強会。
現在22位です。今は何よりも時間が欲しい〜。
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関東→札幌の大家会のメンバーが自発的に企画した飲み会に参加してきました。
札幌でAirbnbの運営代行をやっているMASSIVE SAPPOROの川村社長をお招きして
昨今の民泊事情を伺ってきました。
この半年くらいで急速にその認知度を上げてきた民泊。私自身は1年半くらい前から
ずっと注目はしていたので、その動向を追いかけていました。東京のみならず、札幌でも
民泊事業は定着するのか?という添に関して、以前より川村さんと情報交換してましたが
今回のミーティングで、もはや1年前のように儲かる仕事ではなくなってきている、
ということを確信しました。
まず単純に、登録件数が一気に増えています。この一年でMASSIVE SAPPOROさんで
管理を受託した件数は、およそ4倍程度に増えたのだとか。だいぶ多いですね・・・。
もちろん、市場自体もそれだけの規模になっているようで、かつて100件程度だった
登録件数は、今や600件を超える勢いになっているということでした。
そして、登録件数を超える訪日観光客があればいいのですが、今はまだそうなっておらず
稼働率や単価は減少傾向にあるそうです。昨年の同時期と比べ、管理物件の稼働率は
正直なところ落ちている、というのが川村さんのお話でした。
そして、東京は通年で入居があるけど、札幌は繁忙期と閑散期の差が激しいそうです。
入るときはバンバン入るけど、入らない時は一月まるまる誰も入らないこともある、
ということでした。
また、MASSIVE SAPPOROさんに問い合わせしてくる方の客層もだいぶ変わったと。
1年前は割と不動産投資に理解のある方やITリテラシーの高い方が多かったのですが
最近は「これから物件を買って民泊を始めたい」「Facebookのアカウントって何?」
みたいな方からの問い合わせが多くなっているということです。やっぱり存在自体が
(法的にはグレーなまま)メジャーになってきているのだなと感じます。
この分だと、合法になった段階から開始しても、先行者利益はなくレッドオーシャンに
突入してしまうのではないか、という気がしてなりません。
しかし、川村さんとしても、それを手をこまねいてそれを見ているだけでは、結果的に
会社の成長に結びつきません。どうしたら勝てる物件になるか、管理物件の予約の傾向を
見ながら、対策を練っているということでした。
写真映えするお部屋であることや、レビューがいっぱいついていることなど、勝てる
部屋作りの条件はあるようです。内装に関しても、費用対効果が高いプチリフォームの
方法を提案したりしていきたい、ということをおっしゃっておりました。
最終的には、民泊が合法になってよくわかっていない初心者のユーザーや大手企業が
参入し、今のマンスリーマンションやウィークリーマンションと同じような収益性に
落ち着いていくのだろうなあと。その中でどう振る舞っていくか。ただお部屋を作っても
負け組になってしまう可能性が高いレッドオーシャンの中で、勝てる部屋のノウハウを
持っている人に意見を仰ぎながら部屋作りをしていくことが肝要になるのでしょう。
賃貸と同じですね。ただ部屋を持っているだけじゃダメで、どう工夫していくかが肝要。
そんな未来を考えると、今から先行者利益なしで始めるくらいなら、普通の賃貸で
普通に儲ければいいんじゃないかな?なんて思ったりもした私でした。
今後ともAirbnb・民泊に関しては追いかけていきたいと思いますが、合法化されて
いざ参戦という時には、それほど面白くないビジネスになっているような気もしてきた
昨日のミーティングでした。
川村社長、企画してくださった会員のTさん、貴重な場をありがとうございました。
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