2014年10月23日

【追記あり】除雪費があがると聞いたので、理由を検証してみました。

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札幌1棟目および札幌3棟目の管理会社さんからメールが来ました。

そのメールによると、深刻な人手不足、原油価格の高騰により、昨シーズンよりも

除雪費用があがってしまう恐れがある、ということでした。



できれば費用は上がってほしくないですが、恐らくそのようなことを外注している

除雪の業者さんに言われてしまっているのでしょう。切り出す方も辛いことと思います。



さて、ここで「人手不足」「原油価格高騰」に関して、データを見てみようと思います。



人手不足が真実なのかどうか、有効求人倍率を見てみました。

有効求人倍率とは、「有効求人数÷有効求職者数」で計算されます。

求人数が求職者数を上回る場合は1を越えるので、数値上は「希望すれば就職できる」

状態になります。逆に1を切る場合は、求人が少ないので「就職したくてもできない」

状況が生まれることになります。



有効求人倍率の説明はこちらに詳しく書かれていますので、興味があればご一読を。



北海道の場合「安定所別月間有効求人倍率(常用)の推移」が公開されています。

こちらに公開されているPDFファイルを見てみます。最新の2014年8月の数字は

札幌が0.98、札幌東と札幌北は共に0.69となっております。確かに1を割って

おりますので、求人は厳しい状況に見えます。



しかし、昨年の同時期(2013年8月)と比較すると、ちょっと違う事実が見えます。

札幌が0.87、札幌東が0.59、札幌北が0.58という結果となっています。

つまり、1年前より現在の有効求人倍率は改善しているのです。



昨年より値上げするということは、昨年より人手不足が深刻になっているはずです。

有効求人倍率が下がっているならわかるのですが、この結果を見るとそうではないです。

もちろん、職種によって違うでしょうし、業界特有の事情もあることでしょう。

とはいえ・・・さてこの結果はどう見たものか。



続いて、原油価格高騰についても見ていきます。

ネットを調べていくと、WTI原油価格の推移がわかるサイトが出てきました。

これは「アメリカのテキサス州で算出される超軽質原油であり、北米の原油価格の

指標となっている」そうです。OPECとはまた違う傾向なのかもしれませんが、

まずはこの指標に即してみていこうと思います。



最新の2014年9月の原油価格は1バレルあたり93.35ドル。

一年前の2013年9月の原油価格は1バレルあたり106.31ドル。



ん?値上がりしてなくない?



もちろん、実際の輸入価格や商社の上乗せ分など、いろいろな要素はあると思います。

とはいえ、ここだけ見ると・・・なんか値上がりも嘘っぽいんですけど(汗)



業者さんとの交渉で管理会社さんも苦労をされているのではないかと思います。

あとで管理会社さんにこれらの情報を送ってあげて、業者さんとの交渉がスムーズに

進むように後押ししてみようと思います。



【10/24追記】

コメントで「その見解はちょっと見当違いだと思います」というご指摘を2件ほど

頂戴しました。不勉強な私にあたたかいご指摘をいただき、ありがとうございます。

感謝と反省の意を込め、コメントにあった内容をこちらに記載することで、記事の内容で

誤解する方が出ないように配慮させていただきます。



まず、原油価格高騰については、WTIはグローバル指数なので、よりローカルである

日本の価格の推移を見た方がいいのではないかということでした。

全国灯油(店頭販売)販売価格情報を見ると、確かにここ1年の間に灯油価格は

あがっているようです。なるほど、これだったら確かに値上がりです。失礼しました。



続いて人手不足の件。

有効求人倍率の考え方については、0.87から0.98に改善したからと言っても

企業が採用をしやすくなったわけではないようです。むしろ、企業は人件費をあげないと

人を採用することが出来ない、という状況にある、ということでした。



(ここは私が理解しきれていないので、コメントいただいた内容をそのまま書きました。

 1.00以上になれば人件費があがるのは理解できるのですが、0.98だったら

 まだ求職者の方が多いから、人件費はあがらないのではないような気がしちゃいます。

 もう少し勉強して理解するように努めます。)



そして、求人全体というより「建設業」特有の問題としての人手不足。

職人さんの高齢化、東京オリンピックや復興事業、老朽化したインフラの更新などの

公共事業の活性化に伴い、人手は皆そちらに取られてしまっている状況のようです。

元々、公共事業は減少の一途をたどっていたわけですから、職人さんも同様に減少を

続けていました。そこに大きな需要が舞い込んだわけですから、職人さんの絶対数が

不足し、単価が上がるというのは必然でしょう、という話です。

(こちらはすんなり理解できました)



よって、除雪費があがるのも当然だよ、ということを教えていただきましたので、

その点についてこちらにて補足させていただく次第です。

ご指摘いただいたお二方の読者様に御礼申し上げます。ありがとうございます。

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posted by ひろ* at 08:41 | Comment(4) | 札幌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
有効求人倍率が1を割っているのは雇用数が求職数を下回っているので、雇用環境が厳しいということにはなりますが、去年0.87→今年0.98ということは企業の採用がしにくい=人件費を上げないといけないということで整合的です。

またWTIはグローバル指標ですので日本の灯油価格の推移を見た方が良いと思います。
http://oil-stat.com/kerosene_shop.html

いつもブログを参考にしているのでたまには書き込みしました。

Posted by 某金融機関勤務 at 2014年10月23日 10:08
北海道で大家業と除雪業を経営しているものです。
いつも大家業の先輩としてのブログを参考にさせて頂いています(ありがとうございます)が、今回は見当違いなお話でしたので、除雪に関して書き込みしたいと思います。


結論から言えば、除雪費の高騰は嘘でも何でもありません。事実です。
近年私の会社では、値上げを受け入れられないお客様は、全て切ってしまっています。

求人倍率の変動に関しては前述の方のコメント通りです。
原油(燃料費としての軽油)に関しては、実際上昇しています。極最近、上昇が止まりましたので安堵しておりますが。
実は除雪業務の中での燃料費は、さほど大きな要素ではないのですが、除雪費値上げの「理由」としてお客様に理解されやすいので、私もよく使っています。

むしろ最大の問題は、人件費と機械費の高騰で、こちらが近年非常に辛い状況です。
「建設業」のくくりで求人倍率を調べれば簡単に理解出来るかと思われます。ちなみに札幌はまだ良い方です・・・・。

公共工事削減による除雪業者数の減少、労務従事者数の減少、機械費の高騰。
今後改善する要素は皆無ですね。
今までが業者過多で安価過ぎたのかもしれません。

Posted by EIF at 2014年10月23日 22:02
>某金融機関勤務さん

コメントありがとうございます。
私の見識の甘さでミスリードしないよう、いただいた内容をふまえて
ブログ記事を加筆修正させていただきました。
(本文中に記載した通り、一部わかっていない箇所がありますが・・・)

温かいご指導をいただき、ありがとうございました。
Posted by ひろ* at 2014年11月04日 10:00
>EIFさん

ご指摘およびご指導ありがとうございます。
職人さんが減れば、人件費は高騰する。
言われてみれば当たり前のことでした。
視野が狭くなっていたことを恥ずかしく思います。

ミスリードとならないよう、記事には加筆修正を
させていただきました。ありがとうございました。
Posted by ひろ* at 2014年11月04日 10:02
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