2014年07月13日

すごいタイミング。

人気ブログランキング参加中です。是非応援のクリックを。

現在17位です。本日は仙台にて現地調査です。

応援クリックよろしくお願いします→人気ブログランキングへ



昨日ブログに書いたご老人の件で、管理会社さんと直接話をしようと思い、朝一番でお邪魔して

方向性について話をしてきました。



保証人をつけられない理由を確認したのですが、ひとつ前に住んでいた賃貸住宅の仲介営業マンに

ひどい目にあわされ、結果として連帯保証人に迷惑をかけてしまったそうです。だから今回は

もう誰にも迷惑をかけたくないので保証人を頼むことはしたくないのだとか。



仲介営業マンが家賃を回収して大家さんに渡す約束になっていたのに、家賃を全部ポケットに

入れてしまっていたそうです。本人は家賃を払っているつもりなのに、結局それが大家さんに

届いていなかったので、お部屋を追い出されてしまったのだとか。そして今はお友達の家で

お世話になっているので、一刻も早く引っ越しをしないと申し訳ない、ということらしいです。



ご本人はとても善人な感じだということですし、上記の話からも苦労されていることがわかります。

力になりたいと思ったので、前向きに入居いただく方向で検討を開始しました。



私が一番気にしていた点は「連帯保証人となるNPOさんは、万が一の時どこまで面倒を見る?」

というところです。今回は特に身寄りのない独居老人というところですので、もし室内で孤独死が

発生してしまったらどうなる?という点が一番気がかりでした。



アパートオーナーにとって、孤独死は決して他人事で済ませられる状態ではなくなってきています。

私の仲良くしているオーナーさん仲間の中にも、孤独死を経験している人が何人かいます。

先日、札幌で紹介された案件も事故物件でした。そして私自身も、事故にはならなかったものの

入居者様が病院でお亡くなりになって退去、というケースが1度ありました。



孤独死が発生することで、残置物の処理を遺族に依頼しなくてはならなくなります。

ではその遺族がいなかったら、遺品の整理はどうしたらいいのでしょう。もし遺族がいたとしても

片づけを拒否された時にはどうなるのでしょう。



孤独死が発生してしまったのを速やかに見つけられなかった場合は、お部屋の原状回復の費用が

莫大になります。そして、そんな事故があったお部屋に住みたい人も少ないので、家賃を大きく

下げて募集せざるを得なくなります。



とにかく、万が一の孤独死が発生した時のリスクが大きすぎる。それがネックだと思います。

今回保証人になってくれるNPOさんは、それらをどこまで対応してくれるのか?

もし対応しきれないのであれば、保証人ではなく保証会社さんをつけ、それに加えて東京都の

あんしん居住制度の費用を負担してもらえないか相談するというのもいいのではないか?



とにかく、NPOさんに対して考えている保証人としての責務の範囲を確認してみましょう。

そんな結論になったあたりで、スタッフの方が外に目をやり、小さな声でこう言いました。



「ご本人が来ました!」



えー、すごいタイミングなんですけど。どうしよう。ご挨拶したほうがいいのかしら。

とりあえず何を言いに来たかわからないので、世間話をしている体にしようということになり

手元の資料を隠したところでご本人が登場。その口から出てきたのは



「近所の○○不動産に相談したら、NPOでもいいって言うから、そちらで決めちゃいました」



なんてこったーい。一足遅かった。ご本人はとにかく今ご迷惑をおかけしている友達のことを

考えて、少しでも早く出る方向になれる選択肢を取ってしまったようです。

でもまあ、ご本人がベストと思える選択肢をとることができたなら、それが一番です。

商売の観点では残念ですが、少しでも早くそういう状況から脱せられたということで、本人が

満足できたのであれば、それが一番いいのではないかと思いました。



しかし、あまりにドンピシャなタイミングで入居者様が登場してくるので、ちょっと笑って

しまいました。管理会社のスタッフの方も「なんか持ってますね〜」と苦笑い。

今後、こういう案件にも迅速に対応できるよう、NPOさんの対応してくれる範囲だけは

確認しておきましょう、と決めて解散しました。



さ、気を取り直して募集を続けましょう。

最後に人気ブログランキングのクリックを是非お願い致します。

↓面白かったと思った人は迷わず押すべし↓



お暇な方は食べ歩きブログもあわせてよろしくお願いします。




posted by ひろ* at 07:18 | Comment(0) | 東京1棟目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: