2014年06月11日
お金の問題じゃない。
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昨日は急遽太陽光発電の関係で仙台の土地の売主さんと会ってきました。詳細は落ち着いたら
書こうと思いますが、色々な考え方があるのだなあと感じたのでそのことをメモしようと思います。
売主さんはとある中堅企業で、資本金も1億以上。近年とみに売上を伸ばしている企業さんです。
私から見れば充分に「大企業」の部類です。土地売買は総務の担当の方がいて、役員会で
承認を得ないといけない、というプロセスがしっかり整備されている時点で、個人の売主とは
わけが違うなあという感想を抱きます。
地元では有名な企業で、本社のある自治体での納税額は恐らくその会社がナンバーワン。
その会社の会長さんも個人で不動産を持っているそうですが、アパートやマンションではなく
高齢者向けの施設など、社会貢献の要素が強いものを手がけているそうです。ステージが違います。
不動産を売るということは、それに伴って大きなお金が動きます。少しでも高く売りたい、
というのは売主側の欲求として当然あると考えるのが一般的な感覚です。
しかしこの売主さんは違いました。もちろん、ただでいいと言うわけではありませんが、
金額云々は些細な問題であり、地元の名士としてその土地をどのように活用して貰えるのか、
というところに重きを置かれていました。
被災地に流れ込んでいるものって何だと思いますか?
復興需要からくる出稼ぎの建築系職人さん?
汚染で地元に住めなくなった避難民の方?
金のにおいを感じて寄ってくる、その筋の方?
もちろんそういうのもあると思いますが、それ以外にも来ます。
それは新興宗教。
家族をなくし、家をなくし、震災で心の傷を負い、不安を感じている人がいます。
そういった人が信じるものを見つけてすがりたくなる気持ち、というニーズがあるからこそ
そういった方々は動いてきます。信者獲得のために。
私自身が新興宗教に対してどういう印象を抱いているかは、ここでは議論するつもりはありません。
一般論としては、カルト教団のようなニュースや、度が過ぎた信者獲得の為の活動などがあるため
万人に好まれるものではないのではないかと推察します。
売主さんの懸念はそこにありました。
太陽光発電をやるんだと言う顔をして近づいてきて、その裏で地域にとって好ましくないものを
その土地に建ててしまうのではないか、と。よしんば、私たちがそれをしなかったとしても、
私たちが融資をつけられず土地を転売した後の人が、そういうものを建てたら困るじゃないか、と。
売ったさらに先のことまで考えている地主さんに、私は初めて会いました。意識が高いです。
そうやって、地域のことを考えている方から大事な土地を売っていただくことになるわけですから
こちらもそれ相応の気持ちで臨まないといけないな、と襟を正しました。
不動産はビジネスですので、どうしても利益を求めがちです。
しかし、中にはそういう目線で見ていない人もいるのです。
私はこれまでそういう目線はありませんでしたし、今後もステージがよほどあがらない限りは
そこまでの気持ちのゆとりは持てないものと思います。しかし、いずれはそういうステージに
立てるようになりたいものです。自分が良いと思ったものに対して、無償の貢献をする。
そんな気持ちの余裕がある大人になりたいものです。
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今度、電気が自由化されて、電気料金がどんどん安くなっていくとの事ですがどう思いますか?
ソフトバンクも大型施設作って参入してますが、携帯電話みたいに価格競争になっていくようです。
何とも言えませんが、多少楽観的ではあります。
再生エネルギーの推進は国策ですから、
そこを撤回するには大きなエネルギーが必要でしょう。
それに、既にメガソーラーを導入している企業の中には
ソフトバンクのような大きな会社もありますからね。
既得権益を崩そうとするならば、それに抵抗する
ロビー活動もそれなりに起こるものと思います。
10年くらいは今の状態が維持されるのではないかと
勝手に想像しております。