2013年10月20日

銀行さんはリタイヤ後も融資をしてくれるか?(後編)

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昨日のブログで書いたAさんの続きです。昨日のブログを読んでいない方はまずそちらを先に。



Aさんはその後も不動産を買い続け、同じようなスペックのものを4棟購入できました。

節税もバッチリで、決算書上は不動産所得0円という形で進めることができております。

キャッシュフローは840万。サラリーマンの年収を越えました。



このAさんをメインバンクの銀行さんがどう見ているか?



銀行さんは堅実で儲かっている会社にお金を貸したがります。お金を貸すのだから当然ですが、

その姿勢は「雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」と嫌味を言われるくらいです(苦笑)



Aさんは800万のサラリーマンの所得があります。

事業で安定的に800万をたたき出す中小企業はそれほど多くないので(ここは想像です)、

銀行さんとしては安定している素敵な兼業個人事業主という見方をしていると思われます。

だからこそ、4棟分の不動産購入資金を貸しているわけです。



さて、サラリーマンの年収を越えてリッチになったAさん。もうリタイヤしても大丈夫だろうと

会社を辞めて不動産賃貸業に専念することにしました。

(しつこいですが、私はこの状況ではリタイヤできません・・・大規模修繕でアウトです)

そして会社を辞めたことを銀行さんに伝え、今後も融資よろしくねと伝えました。



さて、銀行さんは融資をするでしょうか?



これはあくまで想像ですが、きっとこの銀行さんは今後Aさんに融資を「しない」と思います。



銀行さんも決算書が全てではないことは重々承知されていると思います。キャッシュフロー計算も

当然できますから、840万の収入があることもわかっています。それでも融資はしないでしょう。



決算書上の利益が全くあがっていない会社である以上、銀行さんはそこを基準に評価します。

それが公的な書類なわけだし、金融庁だってそこを見るように指導しているはずだからです。

(あくまで想像ですよ!金融庁の検査方針を知ってるわけじゃないですのであしからず)



ではどのようになれば貸してくれるのか。決算書の利益を増やせばいいのだと思います。

節税を止めれば、普通に1000万程度の利益を出している会社になります。勿論それに伴い

税金は払うことになりますが、それは融資を得るために必要な手数料となるわけです。



逆に考えれば、サラリーマンを辞めた後も引き続き融資を得るには、決算書の数字をあらかじめ

良い状態にしておいてから辞めればいいわけです。税金の関係で辛い場合は、1年は我慢して

決算書を良い状態に持っていくことで、翌年から融資を得られる可能性が出てくると思います。



さて、偉そうに話しているお前はどうなのよ?と問われますと・・・。

私もフルローン、オーバーローンで手元資金を温存して不動産を購入していく流派なので、

サラリーマンを辞めたら即融資はつかなくなります。今はそれで仕方ないと思っていますが、

今後ある程度の物件規模にすることができたら、そのキャッシュフローを使って繰上返済や

現金で小ぶりなアパートの購入などをしていくと思います。自己資本比率を上げる作戦です。



きちんと節税をしていって、それでも決算書ベースでサラリーマンと同じくらいの年収に

なった時(勿論キャッシュフローはそれよりもかなり大きく、税金も負担なく払える状態です)が

本当の意味でサラリーマンを辞めても安心な状態であると考えます。ここまで来ていれば、

銀行さんに「事業に専念します」と言って辞めても「引き続きよろしくお願いします」と

握手してもらえるのではないでしょうか。



サラリーマンを辞めたら融資がつかない。

ある一面においては事実だと思いますが、それは本当の意味で事業者になれていないのでしょう。

私自身も、心構えだけでなく財務状態も含めて事業者になれるように頑張っていきたいと思います。

今はまだ似非事業者。本物目指して日々研鑽を重ねていきたいと思います。

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posted by ひろ* at 09:52 | Comment(0) | 思想・発想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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