2013年06月01日

札幌での太陽光発電は成立するか?

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昨日はみさパパさんからのご紹介のご縁で、日本エコシステムの皆様と懇親会をしてきました。

エコシステムさんが札幌での拡販を考えはじめたようで、ざっくばらんに北海道での太陽光発電に

ついてどう思うかをヒアリングさせてほしい、というのが趣旨で私のところに声がかかりました。



私自身は太陽光発電は素人も同然なので、関東→札幌の大家会のメンバーにお願いして同行して

もらいました。実際に札幌で太陽光をやろうとしたけど頓挫した人、興味はあって見積を貰った

ことがある人、東京ではつけてるけど札幌ではつけていない人など、サンプルとしては優秀な

メンバーが揃ったのではないかと思います(笑)



札幌での太陽光発電事業について、まずはさらっとご説明をしていただきましたが、利回りは日照や

施行の手間などもあり、6%〜7%くらいしか確保できないようです。ちょっとしょっぱいですね。

12月〜1月あたりはやっぱり雪が積もるので、発電量は期待できないということだそうです。

北海道は緯度が高いのと積雪の関係とで、本州より角度をつけて設置しないといけないそうです。



エコシステムさんも、その辺は重々承知していたので今まで札幌に積極的に打って出ることは

しなかったということでした。しかし、その利回りでも喜んでくれるお客様がいたということもあり

ちゃんと事業として取り組んでみてはどうか?と考えた模様です。



札幌の支店の担当の方の隣に座ったので、ちょうどいいということでいろいろ聞いてみました。



ひ:日照は少ないですよね?

担:少ないです。



ひ:パネルは重さに弱いということですが、雪が積もっても大丈夫ですか?

担:12月〜1月は積もります。雪に耐えられないようであればご提案を見合わせます。

  メーカーのシミュレーションを行い、そこは事前に判定します。ちなみにメーカーは

  北海道への設置に消極的で、メーカーが嫌がってNGになるケースが多いです。また、発電量が

  見込めないようであれば、提案はお断りしています。



ひ:設備の経年劣化による出力ダウンはありますか?

担:多少はありますが、元々シミュレーションを辛めに出しているので、ダウンした状態が

  当初出したシミュレーションの値に落ち着くのではないかと思います。



ひ:屋外にパワコンを置く場合、氷点下の寒さなどで壊れる可能性が高まるのでは?

担:高まりますが、シミュレーション上は2〜3回パワコンを交換できるくらいの費用を見込んで

  いるので、その中で十分対応できます。



ひ:防水面の問題は?雪が溶けずに滞留して穴をあけたところから水漏れなどのリスクは?

担:防水にはとても気を遣っています。これまでに防水に関する大きなクレームは出ておりません。



ひ:雪かきや雪庇落としの時にパネルが壊れるなどのリスクは?

担:某国メーカー産のパネルでは、雪かき時にパネルが破損した事例があるそうです。

  (エコシステムの事例ではありません)

  金属スコップなどで雪庇を落としたりすると、もしかしたらあるかもしれませんので、

  管理会社さんと連携して注意事項などを伝達するようにして対応することになると思います。



ひ:物件を売却するとパネルはどうなりますか?

担:パネルの移設という手もあるけど、あまり現実的ではありません(移設先がないケースが多い)。

  物件価格に上乗せして、一緒に太陽光も売ってしまうとか・・・?



ひ:メンテナンスは必要ですか?パネルを定期的に清掃するなどの必要はありますか?

担:メンテナンスは不要です。札幌の場合は、雪が溶けた時にパネル表面が奇麗になります(笑)



ざっくばらんにいろいろと伺いましたが、売却のところ以外は明確にご回答をいただきました。

エコシステムさんは信販会社さんと提携ローンを組んでいるようですので、ファイナンスアレンジも

けっこう楽にできるらしいです。私は利回りが低いのでどうかなーという感じではあります。

ただ、太陽光のローンをきっかけに地元の信金さんや信組さんとおつきあいができるなら、

金融機関さんとの関係作りのとっかかりという意味で良いのかもしれないと感じました。



会が終わるときに、エコシステムさんに聞いてみました。



「今日の会、御社のお役に立てるような内容になりましたか?」

「よくわかりません!」



責任者の方、こんな感じでとても面白い方でした(笑)

雰囲気はちょっと軽くて怪しいですが、弁も立つし優秀な方なのだろうなあと思います。



札幌での太陽光発電の事情がよくわかった一日でした。どうもありがとうございました。

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posted by ひろ* at 07:23 | Comment(8) | 太陽光発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
太陽光の融資なら、日本政策金融公庫さんがよいですよ。省エネ用の特別金利があります。しかも固定金利だし。
できれば、顧問税理士さんの紹介で公庫に行くのがベストです。

物件の途中売却については、電力会社への売電権利も一緒に売買(権利移転)できます。外す…というのは現実的ではありませんね。

とはいえ、7%程度ではなかなかキツイですな(汗)
Posted by みさパパ at 2013年06月01日 08:41
質問事項 うん うん といった 感じです。メンテナンスフリー なのかな 雪の場合も 白っぽい 水垢が パネルの表面にこびりつくと思います。融資は屋根載せなら 小額ということもあり 日本政策金融公庫はもったいないのでは 野立てに備え とっておいたほうがよいのでは やはり 雪かき時の対応がネックになるのではと思います。雪の重量は重くかなりの荷重がかかると思うからです。いずれにしても日本海側も含め 雪が 降る地域に 太陽光は不向きだと思います。今はまだわかりませんが 5年 10年たつうちに経年劣化の影響が甚大になります。そのころには、誰も責任をとってくれません
Posted by りょう at 2013年06月01日 11:00
札幌の賃貸コンサルタントのセミナー内容を購入したんですが、内容はグリーン投資減税と空室補助金の事でした。
これ知ってます?
太陽光発電の購入費用は売電収入から支払うって事とか、面白い空室補助金の事が紹介されてました^^
Posted by すが at 2013年06月01日 22:43
>みさパパさん

札幌の6%〜7%程度の利回りだと、私としてはそこまで魅力を感じないのです。
もしやるとすれば、まだ取引開始できていない札幌市内の金融機関さんとの
取引開始のきっかけに、そして最終的に物件への融資を得るためのステップとして
利用したいと思っています(返済実績の積み上げ目的で、利益はトントンでもOK)。
ですので、既に取引のある日本政策金融公庫さんだと意味がないんです^^;

売却はセットで売るのが現実でしょうけど、太陽光が乗っかっているから高く買って、
という話が相手にどこまで通じるのかという懸念点はあるかと思います。
収益還元で見ればその通りですが、積算の面で見ると何も変わらないですから。
ただ単に物件価格が高くなって、買われづらくなるという結果も考えられるかも?
などと考える私は考え過ぎでしょうか(汗)
Posted by ひろ* at 2013年06月03日 08:54
>りょうさん

既に公庫の融資の無担保枠を使い切っていても、それ以上に野立て太陽光で融資は出るんですか?
もし出るんだったら魅力的ですね!

メンテナンスに関する懸念点は、実際に年月が経過してみないと誰にもわからないのかなと。
ただ、責任を取るのは自分ということは確かにその通りです。
そういう気持ちを持って、やるかやらないかを決めるべきですね。
Posted by ひろ* at 2013年06月03日 08:56
>すがさん

グリーン投資減税は即時消却できる分が増えるって話でしたっけ。
木造物件が多く、今はまだ税金で苦労していないので意識してませんでした。

空室に補助金ってのは「民間住宅活用型住宅セーフティーネット整備推進事業」でしょうか?
http://www.minkan-safety-net.jp
うちの物件では、広さや間取りの関係でうまく適用できる物件がなかったので、
毎年泣く泣く見送っています。。。
Posted by ひろ* at 2013年06月03日 09:00
さすが良く知ってますね〜
投資減税は即時償却と電力会社が支払もしてくれるのがメリットですが、銀行開拓が目的なら合わないですね。。
セーフティネットは自分の物件の空室が多くなった段階で仕掛けようと思ってるところです。
税金払ってばっかりなんで、使える補助金制度とかプラスになるものもたくさん作って欲しいですね^^

Posted by すが at 2013年06月03日 16:32
>すがさん

即時消却とかその辺はあまり今のところは必要としていないんです。
まあそれだけ儲かっていないということです(笑)
知識をしっかりつけて、必要なタイミングで必要なことができるよう
常にアンテナを張っておきたいところですね。
Posted by ひろ* at 2013年06月09日 18:46
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