2013年05月24日

脱法シェアハウス。

人気ブログランキング参加中です。是非応援のクリックを。

現在13位です。なんかどんどんランキングが下がってる・・・(>_<)

応援クリックよろしくお願いします→人気ブログランキングへ



マンボーの経営するシェアハウスが摘発されたようですね。



脱法ハウス:都内で増加 消防法違反で危険

脱法ハウス:1.7畳、手届く四方の壁 住人同士会話なく

脱法ハウス:都内で増加 消防法違反で危険 不動産問題に詳しい大谷郁夫弁護士の話



いつ消えるかわからないので、部分引用します。



消防法違反を指摘された東京都中野区の「シェアハウス」。貸事務所だとする運営会社に対し、東京消防庁は「共同住宅」と認定した。住宅だとすれば建築基準法に違反するが、同法を所管する中野区は「住宅かどうか定かではない」と、手をこまねいていたのが実情だ。火災や地震が起きた時、命を守れるのか。関連法令の隙間(すきま)をぬうような「脱法ハウス」が増殖している。



この書き方だけでも、シェアハウスを真面目に運営している人にとっては逆風になりそうです。

シェアハウスは脱法性が高いもの、という印象を持たれてしまったら・・・。



居室部分は2.7平方メートル(1.7畳)で、中央に立てば四方の壁に手が届くほどの広さ。窓はなく、昼も暗い室内を備え付けの電灯がほのかに照らす。ほかには旧型テレビ、小さな机があるだけ。寝台部分は2部屋で上下を分け合い、寝そべると間近に天井が迫る。部屋を仕切る壁は薄く、せき払いや寝返り、鼻をかむ音が聞こえる。



コンセプト型のシェアハウスではなく、究極に安いシェアハウスを目指した路線のようです。

寝られればいい、という感じなのでしょう。これはこれでビジネスとしてはアリなのでしょうし

入居者様もついているわけだから、激安需要はあるということなのだと思います。




中野区都市基盤部は「建物が住宅、オフィス、宿泊施設のどれに当たるかはっきりしない」として、これまで指導してこなかった。



法律や前例がない部分なので、面倒だから触らないようにしよう・・・というニュアンスを

感じないこともありません。ただ、これからは前例ができたということで、行政も違法性のある

シェアハウスにはどんどんメスを入れてくるかもしれませんね。消防法や旅館業法など、

適用されてもおかしくない法律はいくつかあります。



マンボーは消防などに対し、「住居ではなく、24時間利用可能なレンタルオフィス(貸事務所)だ」と主張する一方、ホームページや看板で「話題沸騰中のシェアハウス」などと宣伝。利用者の多くが「住んでいる」と話し、半数以上が住民登録していたことも踏まえ消防は昨年7月、共同住宅と認定した。出入りできる窓もないため救助が難しいとして避難誘導灯の設置も要請した。同社は昨年末までに改善した。



これを見ると、既に昨年末までに指摘を受けて改善していたということみたいですね。

無理のある主張は通らないということなのかと思います。



しかし、なぜ半年以上前の摘発のニュースが今頃流れるんでしょう?

今あえてリークする人の意図は何だろう・・・。



利用権契約は賃貸契約より借り手の権利が弱く、相場の家賃より相当に安くなければ搾取と言える。



賃貸借契約ではないから、滞納などの時に即時解約するなどの運用が可能になる・・・のかな?

あまり詳しくないですが、とにかく通常の賃貸借契約とは異なる運用をしていそうということは

理解できました。



ニュースを見て思ったのは、グレーな前例のないところに踏み込むなら、その中でも考えうる

法令は順守して世間に胸を張って運営できるようにならなければならないのかな、ということ。

シェアハウスに限った話ではなく、どんなことでもそうなのだろうと思います。



シェアハウスの場合は、どのような法律が当てはまるか不明瞭ではありますが、少なくとも

建物の用途が「寄宿舎」「下宿」などのものになっている必要があるかと思われます。一般的な

住居や共同住宅ではあまり良くないものと考えます。

(この辺は某知人の勉強会で教わりました)

※【訂正】共同住宅は大丈夫みたいです。教えてくださった某さん、ありがとうございます。



新築シェアハウスの話や、シェアハウス転用などの話も聞きますが、少なくとも消防法と

建物の用途、建築基準法くらいは順守しなくてはならないのではないかと思います。

(旅館業法も絡んでくる可能性はありますが、どう捉えるべきか・・・)



ニュースでやり玉に挙がっていたマンボーは、間取りを見る限り敷地延長の状態に見えます。

容積率や建築基準法などのしがらみはちゃんとクリアできているのだろうか?

マンボーのシェアハウス、謄本取り寄せてみたいなあ・・・。



結局、意識が低い事業者が多く、こういった形で摘発が相次ぐことで、シェアハウス自体の

イメージが下がってしまうことも、シェアハウス運営のリスクの一つなのかもしれません。

市場自体がコンプライアンスの波に呑まれてなくなってしまう。そんな日が来るかもしれない。

そういうリスクも抱えているんだなということを改めて感じました。



これを機に、シェアハウスに関する法律が整備され、適切な運営がなされている物件だけが

生き残るような形に是正されていくことを心より期待したいです。



そんな私ですが、この週末はタイムリーなことにシェアハウスを内見してくることになりました。

売り物件です。価格が折り合えば買付を入れようかなーとか思っていたんですが、このニュースを

見て少し慎重になっている自分がいます(汗)

最後に人気ブログランキングのクリックを是非お願い致します。

↓面白かったと思った人は迷わず押すべし↓



お暇な方は食べ歩きブログもあわせてよろしくお願いします。




posted by ひろ* at 07:24 | Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: