2021年02月25日
仙台法人で経営セーフティ共済に加入しました。
現在11位です。通帳を記帳して顧問税理士の先生に送る作業はできたぞっと。
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特に何も節税対策をしていなかった仙台法人。決算書ノミバエが悪くならない程度に
何かやろうということで、経営セーフティ共済に加入することにしました。
特にこれまでも無茶な節税はしておらず、割と自然に任せて税金を払ってきている私。
物件購入や入替は今後も進めていきたいという思いがありますので、過剰な節税は
融資を引きにくくしてしまうのでは、という気持ちがありました。
不動産賃貸業を営んでいる他の友人と話をしていると、ここについては色々な意見が
あります。納税は銀行融資の原動力ということで、規模に見合った納税をすることが
成長につながるというタイプの方、きちんと資産が残っていることを説明できれば
いくら赤字にしたって問題はないというタイプの方(数字をきちんと把握している人や
銀行員の経験がある人はこっちのタイプが多い気がします)、サラリーマンとしての
給与所得が多いので赤字にして損益通算する人、などなど。その人の考え方が如実に
現れる領域だなと思います。
私自身は一番最初に書いた「規模に見合った納税」に近い考え方をしております。
東京法人の場合、信用組合さんが多いです。この辺の金融機関さんって、担当さんが
「社長、赤字だと融資できないです」と脊髄反射で言ってくることが多いので、
赤字にして節税という選択肢を取りづらいです。個人事業主としての立場も、信組さんと
取引しているケースが比較的多めなので、同様です。
仙台法人は環境としては赤字でもきちんと説明すればOKにしやすいのでしょうけど、
義母にその説明を全部お願いしてやってもらうというのも、ちょっとハードルが
高いように感じます。何より、私自身も細かい数字に関しては顧問税理士の先生に
お任せしているどんぶり勘定派。細かい数字を用いて説明するなんてとてもとても。
それに、最初の頃に見ていた先輩大家さんは納税やむなしと思っている人が多かったので
それが当たり前だと思っていた節もありました。
そんなわけで、これまで適度に経費をつけること以外で特別な経費化はしたことがなく
割と納税に関してはガードをしていなかったところがあります。顧問税理士の先生には
だいたいこの辺に着地させたいと伝え、あとはそちらでうまいことやっておいてねという
スタンスで臨んでいました。
その結果、仙台法人の納税が割と多くなってきており、義母がいつも「なんでこんなに
税金ばかり納めないといけないのよ」とぶつぶつ言いだす事態に。
確かに、仙台法人は大きなRCとかあるので、納税もそれなりに多くなりがちです。
少し何かやっても罰は当たらないでしょう。
東京法人で売却の利益を減らそうと言う目的で加入した経営セーフティ共済に
仙台法人でも加入する方向で顧問税理士の先生に手続きを依頼した次第です。
いわゆる倒産防止共済ってやつですね。
経営セーフティ共済は、以前ブログのコメント欄で、全額損金として計上するのではなく
掛金を一旦資産に計上して、そこから処理をすることで決算書上資産の部を増やすことが
できる、だから節税しても融資を受ける時の見栄えは悪くならない、ということを
教えていただいたことがあります。東京法人で加入した際には、顧問税理士の先生に
その方法で処理するようお願いをしており、今回もどうようのやり方を依頼します。
(先生が「ご友人の方詳しいですね」と感心しておりました、コメ主様に感謝)
節税として真っ先に名前が出てくるのが、経営セーフティ共済と小規模企業共済です。
小規模企業共済は退職金積立の目的、経営セーフティ共済は有事の際に積立金の9割を
貸付として受けることができる、というものです。ただ、ここに書いた本来の趣旨を
狙って加入する法人はあまりなく、ほとんどのケースにおいて節税のために加入する、
と顧問税理士の先生は説明しています。そしてうちの顧問税理士の先生は、きまって
このケースでは経営セーフティ共済をまず勧めます。
なんで小規模企業共済ではなく経営セーフティ共済をいつも勧めるのですか、と
聞いてみたところ、経営セーフティ共済の方が即効性があるので、法人の場合は
そちらを使うことを推奨しているとのことでした。
経営セーフティ共済は掛金がそのまま損金になるシンプルな構造だから即時性がある。
小規模企業共済は役員が加入し、役員報酬額を増額することを必要とする(つまり
期中には変えることができないということですね)、役員個人は報酬が上がるが
共済掛金は全額所得控除となるため税額は変わらず、法人は増額分損金が増えるので
結果として節税になる、ということでした。
今更こんなことを聞いて「なるほど〜」とか言ってる不動産投資歴13年の人です。
そりゃそんなポンコツじゃリタイヤなんてできないのも納得です(笑)
小規模企業共済は上限がないですが、経営セーフティ共済は800万の上限があります。
いずれ小規模企業共済も活用しないといけなくなるのでしょう。
小規模企業共済についてはもうちょっと顧問税理士の先生に聞かないとだなと思います。
小規模企業共済は役員報酬が増えても役員個人としては控除になる、と言ってますが、
役員報酬が増えた分、社会保険は増えることになるのでしょうか?たぶん増えると
予想していますので、掛金増やしすぎると結局きついんだろうなとか。
義母は社保が増えて負担が増えるのは嫌だと言っているので、あまり役員報酬を
受け取っておりません。義父の遺族年金と私達夫婦からの贈与税を納税しない程度の
贈与を使って生きていますが、それで特に困ってはいないようですし。
でも、どこかできっと役員報酬を増やす局面は出てくるでしょう。例えば私が会社を
辞めて不動産賃貸業に一本化した時とか。また、義母にも仙台2棟目で苦労して
貰っている分、もう少し報酬を増やしたいという気持ちもあります。
小規模企業共済を使って役員報酬を増やすと具体的にどうなるか、後で顧問税理士の
先生に電話して聞いてみようと思います。
小規模企業共済の話は一旦置いておいて・・・。
今回は仙台法人でも経営セーフティ共済に加入することにしました。
顧問税理士の先生に義母宛に書類を送ってもらい、義母にて書類に署名押印の上で
掛金を引落する対象の金融機関さんに書類を持参して口座振替の手続きを行い返送、
ということでお願いしていたのですが、せっかちな義母は書類を書くだけ書いて、
金融機関さんに持ち込まないまま返送。すぐやる課、仕事は早かったのですけど
やることが足りていないというオチでした(汗)
幸いにして、締切までまだ余裕があったので、書類を再送して貰い、銀行関係の
手続きも終えて、掛金1年分の振込も済ませて再度手続することで期限までに
手続きを開始することが出来ました。よかったよかった。
そんなわけで、ドタバタはしましたが2月末決算の前にやるべき手続きは終えることが
できました。サラリーマンの仕事に加えて、確定申告と仙台法人の決算とあわただしい
季節ですが、乗り切りたいと思います。
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