2021年01月11日
単身の高齢者さんにご入居いただけるための仕組みを検討する。
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先日のブログで早速1部屋決まったとお伝えした仙台1棟目。こちらのお部屋に関して
やはり見守りサービスを導入することにしよう、という流れになりました。
生活保護の70代の方の入居申込を受諾することとした仙台1棟目。想定家賃よりも
高めの家賃、つまり生活保護の保護費の上限で入居いただけるということだったので、
多少微妙なところがあっても入居いただく方向で考えようと思っていた次第です。
一番可能性があるのが、高齢の男性の独居ということで「孤独死」です。
孤独死の可能性を極力小さくする、最悪孤独死があったとしてもすぐ発見できる
体制を構築する、というところが今回のお申込を成立させる鍵だと私は考えます。
過去に2回ほど孤独死がありました。うち1回は死後数日で、1回は死後1カ月半程度で
発見されました。前者は近所に住む兄弟が見つけてくださいましたが、後者は身内の方が
遠隔にしかおらず、仕事も辞めており、誰も気が付かないまま時が経ってしまいました。
当然ですが、前者と後者ではリフォームなどの事後処理の費用が段違いでした。
後者の1ヶ月半の方は300万近い費用がかかってしまった次第です。
(詳しくは健美家に寄稿した失敗談をご覧ください)
痛い目にはあってますが、それでも「高齢だから孤独死が怖い」とこの申込を断るのは
先々のことを考えてもあまり得策ではないと思います。今後、高齢者の一人暮らしは
一般的なものになっていくだろうと思っているので、その大きな市場をみすみす逃すのは
ビジネス面でも勿体ないです。そして社会貢献的な観点からも、社会の困りごとに対して
入居促進と言う形で貢献できる内容だと思っております。
高齢者の方を受け入れるにあたり、まず確認しているのは、ご親族の方がご近所に
お住まいになっているかどうか。この点に関しては、今回の入居者様は一応条件を
満たしておりました。ただ、そのお身内の方が、ご本人より年上でした(汗)
それだと、入居が長期にわたった際に、ずっと見てくださるかという観点で少し
怪しいかなと思います。
次に、ケアマネージャーさんなどとのつながりがあるか。ある程度の年齢になると、
身体が弱ってきて何らかの福祉面からの支援をいただいているケースが多いです。
何らかの介護サービスを受けているのであれば、そのケアマネージャーの方と
こちらが連絡を取れる体制にしておくことや、ケアマネージャーの方が現地をどのくらい
頻繁に見てくれるかなどで、なにかあった時に早期に入院とか、最悪の場合も早期に
発見できるという効果が見込まれます。
この点についての確認が宿題になっておりましたが、宿題の結果は「介護サービスは
使っていないのでケアマネさんはいない」という結果でした。
それでは、ケースワーカーさんや民生委員さんは?生活保護を受けている方なので、
何かしら行政とやり取りはするはずです。その頻度次第では・・・と思いましたが、
残念ながらこちらも3ヶ月に1度とかしかやり取りをしないとのこと。
こうなると、誰も様子を見に来てくれないまま、異変があっても放置されてしまう
可能性が出てきます。最近、身近でも心筋梗塞になってしまった友人がおりましたが
彼は訪問介護のサービスを受けていたため、その方が迅速に対応してくれて一命を
取り留めることができました。誰かが定期的に様子を見に来てくれることって大事です。
しかし今回の入居者様はそれが期待できないので・・・どうするか?
結論としては、身内の方やケアマネージャーさんに関して期待が難しいのであれば、
見守りサービスを使って異変を察知するという方向に舵を切ろう、ということに
しました。
見守りサービスとは、部屋の中を何らかの手段で監視し、いつもと様子が違う場合に
その旨を伝達するサービスです。室内にカメラを設置して遠隔から様子を見るという
プライバシー的にどうなの?という方法が昔は多かったようですが、最近はもっと
スマートに・・・例えば電球とか電力量とか、そういう監視されている感じがない
情報の変化で異変を察知するサービスが多くなっているようです。
今回、仲介業者さんと私で調査して、以下の2つのサービスのいずれかを候補にしよう、
ということにしました。
候補その1:ハローライト
電球にSIMが組み込んであり、ベーシックプランの場合は電気の使用が丸一日ないと
メールで通知を送る仕組みのようです。アマゾンで15000円前後で購入できて、
3年間はそれだけで使えるようです。その後は月額150円でサービス継続になる模様。
候補その2:R65見守りサービス
電気の使用量を数ヶ月分記録し、いつものパターンと異なる場合にメールを送る、
という仕組みのようです。新電力を使って実現しており、電気代が東北電力さんより
高くなることはないということでした。保険とセットなら月600円、見守りサービス
単独であれば月300円とのことです。
詳細資料を見ると、まず入居者様の携帯に自動音声で連絡をして、入居者様が電話に
出ればアラートはキャンセル、出ない場合は大家さんに連絡をする、という仕組みに
なっておりました。なるほどねー。なかなか良い設計。
最初はこのいずれかを入居者様のご負担で導入することを交渉しようとしておりました。
よって、初期費用がかからない方が受け入れられるだろうと予想して、候補その2の
R65見守りサービスを採用することに決定。
そして仲介業者さんに交渉を依頼しましたが、残念ながら先方は月300円であっても
費用が出ていくのは避けたい、と、先方の費用負担に関しては難色を示したとのこと。
導入自体を否定するものではなかったようなので、大家側負担で導入するのであれば
OKという話になったので、こちらの負担で導入を進めることにしました。
同時に、火災保険や保障会社さんの契約などで、最悪孤独死が発生してしまった場合も
保険でその損失を補填できるように調整しました。これで恐らく、何かしら発生しても
対応しきれることでしょう。
ここまでに書いた内容を駆使して、今回の高齢者の単身入居をある程度安心して
受け入れることができるようになったと思います。今後も同様の形で、高齢者であっても
うまく受け入れられるように進めていきたいと思います。
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