2019年04月08日
目的と手段を間違えないように気を付けないと・・・。
現在15位です。雨降ってるなあ・・・。
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設定した目標を忘れずに、目標から外れそうになったら振り返るタイミングを作る。
当たり前のことかもしれないけど、大事なことなんだなと改めて認識させられました。
関東→札幌の大家会は、著名講師を呼んで講演するなどの活動はあまり行っておらず
メンバーの体験や経験、知見を持ち寄って、互助会としての活動を行っております。
週末は昨日書いた健美家さんのパーティーの前に勉強会が予定されていたため、
そちらにもダブルヘッダーで参加してきました。
一人は金融機関さんが法人の内容をどう判断しているかというロジカルな説明、
一人は不動産投資の規模を縮小しようと言う判断をしている理由の説明でした。
両方とも心に残る発表だったのですが、特に「不動産投資を縮小する」という決断を
下したプロセスの話は、人により事情が異なるんだなということを理解させられるには
充分な内容でした。
私自身は不動産投資に対して何らストレスを感じることはなく、いろいろと大変なことは
あれど、基本的には楽しく仕事をしております。客付をどうするか、管理会社さんと
良い関係をどう築くか、購入時の指値の駆け引き、金融機関さんとの折衝などなど。
ガラガラの物件を買っても、それなりに入居率を上げて満室にもっていくことは
苦手ではないと思いますし、維持運営あるいは売却することもできると思います。
(富山1棟目とか東京8棟目とか言われると、それはちょっと耳が痛いですけど)
しかし、自分としては当たり前にできるそれが、人によってはできないんだなと
いうことに改めて気づかされました。
発表した方(仮にAさんとします)は、元々は「会社の給料にプラスアルファで
10万稼いで、ちょっと贅沢をできればいい」という感覚で不動産投資に参入。
区分所有を現金で購入して、その目標を達成しようとしていたそうです。
そこから一棟ものにシフトし、規模を一気に拡大。一時期は80部屋以上の規模に
なったということでした。
しかし今、売れる物件はどんどん売っているそうです。特に利益を出す価格でもなく
購入した時点から損をしない程度で売れればいい、という割り切りで売却活動をしており
総戸数は半分まで減らしたとのこと。引き続き、全ての物件を売りに出している、
ということでした。
不動産投資を始める前は、株などの紙の資産運用を中心に行っていたそうです。
あまり人とかかわるのが得意ではないという自覚があり、一人で完結できる資産運用を
行ってきたものの、少し趣を変えて「人や社会と関わることをしたい」という気持ちが
芽生え、不動産投資をやってみようと言うことになったそうです。
当初の目標は10万のプラスアルファ。貯金で区分を購入した段階で、ある程度
その目標に近づいていたのですが、だんだん当初の目標から外れた一棟ものを購入して
規模の拡大に努めるようになりました。購入することが楽しくなってしまったのかなと
聞いてて思った次第です。
しかし、ここで運営がなかなか思うようにいかないということに悩み始めるそうです。
空室がなかなか埋まらない、修繕でお金がかかる、というところが大きな悩みだった、
と振り返っていただきました。
空室に関しては、管理会社さんとうまく関係を作ることが得意ではなかったようです。
どうしても感情的になってしまい、埋まらないことに対して文句を言ってしまったり、
北海道時間で動いている業者さんを東京の感覚で「仕事が遅い」と怒ってしまったり。
ご本人も感情に任せて発言してしまうことは良くないと理解しており、カッとしても
10分置いて深呼吸してから対応しようとか、いろいろ考えてやってみたようです。
でもやっぱり、一日置いてもムカムカが収まらず、結局文句を言ってしまう、と・・・。
まあそうなると、管理会社さんから見ても「うるさいオーナー」「めんどくさい人」
という判定になってしまい、空室を埋める優先度も上がらなくなってしまいます。
他の大家さんが「管理会社さんと飲み会を設定して関係を作る」ことでうまくやっている
というところも試したようですが、お酒を飲んだらより本音が出てしまい、かえって
関係が悪化してしまったそうです^^;
後者に関しては、実際に修繕が発生しているかどうかもあるのですが、修繕が発生して
しまうのではないかという恐怖感から、お金を使うこと自体が怖くなってしまった、
ということでした。
お金に不自由しない生活を送りたいと思って始めた不動産投資。それなのに、一棟ものを
保有してからというものの、外食もあまりしなくなり、洋服も前みたいに買えなくなった
という本末転倒な結果になっている自分に気が付いたそうです。
人間関係に苦しみ、空室がストレスになり、お金を使うことに恐怖を感じる。
当初の目標であった「サラリーマンの仕事+10万で小金持ち」を達成しようとした時、
今の状態はどう考えても正常ではない。
結果、過剰な規模拡大はかえって目標から遠ざかると判断し、一旦足を洗うことにすると
決断した、ということでした。
関東→札幌の大家会では、年に1回アンケートを取っています。
北海道物件に対して積極購入か現状維持か撤退気味か、などの設問もあるのですが
そのアンケートの頃からAさんの回答は「売却」「手じまい」「撤収」のような言葉が
並んでおり、半年前くらいにあんなに元気に購入していたのがどうしたんだろう!?と
びっくりしたものでした。今回、Aさんが勉強会に参加できるということだったので、
その辺の心境の変化を聞かせてくださいとお願いして、発表いただいた次第です。
私自身もそうだったのですが、不動産投資は小さく始めてだんだん大きくするのが
時間はかかるけど結果としてはいいのではないかと考えています。小さく始めた時に
この仕事に向いているかを判定するタイミングができると思うので、そこで向いてると
判断したら、規模の拡大に動くといいのではないか、という発想です。
過去には「賃貸でクレーム対応するのが辛い」「やってみたけどまどろっこしいから
一気に稼げる事業の方が向いている」などの理由で不動産投資を止める、もしくは
拡大しないと決めた方も周りにはいらっしゃいました。私は特にストレスを感じずに
やれているので、適性があったのだろうと思います。
適性がなく、ストレスを感じる状況であれば、無理にそれを続ける必要はないと
思うのですが、始めてしまうと撤退するにも手間暇がかかります。だから、小さな
物件から始めて、小さいうちに判断をすればいいと私は考えます。
今回のような発表って、なかなか聞くことができない話だと思うんです。
わざわざ人前で失敗談を発表するって、儲けたいと思っている人はまずしないし、
儲かってない人はそもそも人前に出る余裕がなかったりするでしょうし。
そういう貴重な話を本音ベースで伝えてくれる会に参加できていることに感謝したいと
思います。
Aさんの撤退がうまくいき、現金区分数戸で小金持ち大家さん達成で心穏やかに
過ごせることを祈りたいと思います。
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