2017年09月03日

金融機関さんを訪問することは怖いことではない。

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先日、仲の良い不動産仲間とメッセンジャーで銀行への持ち込みに関しての話題で

盛り上がりましたので、その内容をブログにも書いておこうと思います。



内容としては、サンタメでス〇ガさんとかで購入する方ではなく、もう少し自分で

金融機関さんを探してきたりする人向けになっています。



お悩み

銀行さんに行って融資相談をするのが恥ずかしい



Q:なぜ恥ずかしい?

A:あまり良いとは言えない属性をすべてさらけ出さないといけないのが恥ずかしい

  さらけ出した上で断られたら、全てを否定されたような気持になり、立ち直れない



これに対して、私の個人的見解として以下のような内容を述べました。



・金融機関さんに情報を開示することは決して恥ずかしいことではない。むしろ貸出先に

 困っている金融機関さんを助けるんだ、くらいの図々しい気持ちで構わない。実際、

 小さな金融機関さんほど貸出先がなくて困っている傾向にある。アベノミクスで日銀に

 お金を置いても金利がつかないんだから、我々事業者が協力して貸出先になるんだ、

 というくらいの気持ちで良い(ただし上から目線にならず、対等なパートナーという

 気持ちを忘れることなかれ)



・特に、信金/信組さんのような小さな組織は、元々は互助会として会員同士が助け合う

 精神で作られているんだから、最初から素晴らしい属性でなくても、地域貢献したいと

 いう気持ちがあれば、そこから先は一緒に考えてくれるはず。最初から素晴らしい

 感じでなくても、共に成長していきたいとPRすれば良い。



・前に信組さんの応接室で話していたら、近所の八百屋のおばちゃんが野菜をもって

 おすそ分けしに来たところを見たことがある。八百屋さんとかそういう業種にも

 地域振興のために支援して融資をしているのが信金/信組さんの役割と考えれば

 多少零細でも気にしない担当者さんが多いと思う。



・仮に全否定されても、それは人格否定のようなものではなく、ダメだという判断基準を

 得ることができた、という捉え方をすれば良い。何を改善すればより土台に乗りやすく

 なるかは、うまく聞けば教えてくれることが多い。そういうところを少しずつ修正して

 成長した私を再評価して、という感じで何回でも持ち込めば良い。



・支店長の好みで融資スタンスや好みの属性は変わる。一度断れて全否定されたからと

 いって、一生門前払いと言うわけではない。支店長が変わる、トップが変わるなど

 何かしらの変換があった時に、改めて相談に乗ってもらえる可能性はある。

 (A行はサラリーマン属性が好き、B行は定性評価も重視、など審査方法は異なるので

  単にアタックしたところの好みではなかっただけ、他に行ったら大好きになって

  くれるかもしれない)



・全否定ではなく、物件の評価が伸びないなどの理由であれば、あらゆる手段を講じて

 自分の属性をPRすることで改善する可能性がある。例えば金融資産であったり、

 身内の年収だったり、事業者の目線でその物件の定性的・定量的な評価をPRしたり。

 稟議書に書く内容の材料をこちらから与えることで、担当者さんがやりやすくなる。




私が思うに、銀行マンの方をお役人か何かと勘違いしている人も多い気がするんです。

彼らだって営利企業であり、できるだけ売上を達成したい人たちです。営利企業です。

ビジネスのネタをこちらから持ち込むことに対して、審査結果はともあれ嫌がることは

基本的にはないはずなのです。



私も決して素敵な属性ではありません。ボロ物件をリノベ・借地権・再建築不可的な

案件も多く、都銀さんや大手地銀さんに行くと「うーん・・・」という顔をされて

しまいます。でも、そんな私にどこが融資をしてくれるだろうか、みたいな感じで

いろいろともがいてみて、最終的に融資OKと言ってくれる金融機関さんを見つけた

時の快感ってなかなかですよ。そういうゲームを楽しんでいる感覚も自分の中には

あるような気がします。



銀行は怖いところではありません。是非足しげく通って、メインバンクと呼べるような

支援してくれる金融機関さんを見つけられると、その後の進め方が楽になります。

是非怖がらずに、頼れる金融機関さんを見つけましょう。



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posted by ひろ* at 08:52 | Comment(0) | 思想・発想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする