2015年04月26日

高齢入居者様のリスクを軽減する勉強会に参加。

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昨日は東京築古組主催の高齢者入居に関する勉強会と懇親会に参加してきました。



東京築古組は互助会の形式をとっており、お互いに情報と知識を共有しながら

切磋琢磨して賃貸経営を成功させていこうという発想の人が集まっている会です。

会員の発表も実践に基づいた内容なので、勉強になることが多いです。



今回はケアマネージャーの方や福祉整理の会社を営む方をお迎えして、高齢者の

入居に関する様々な問題をお話していただくことになりました。



高齢化社会に突入している日本です。今後は高齢者の方をお客様として迎えていかないと

経営が立ち行かなくなる可能性があるのは想像に難くありません。しかし実際に高齢者の

方を迎えようとすると、いろいろ悩ましいことが出てくると思います。悩ましいからこそ

こうやって勉強会のテーマになるわけですから。



高齢ゆえにお部屋でお亡くなりになる可能性もありますし、ご病気をされる可能性も

若い人に比べれば高いです。身寄りのない一人暮らしの方が認知症になってしまったら、

大家はどのように対処すればいいのか。などなど、気になることは山ほどあります。

そんな現場の悩みを語っていただき、その解決策があればということで今回の勉強会が

開催されました。



まずハード面のお話。



高齢者の入居ということになると、その賃貸住宅が高齢者向けの設備を備えているか、

バリアフリーになっているか、などハード面での問題がまず出てきます。

これに対しては、行政も問題視しているので、充分ではないものの各種補助金などが

利用できる可能性が高いです。地域ごとに調べてみなくてはならないですが、行政から

そういった情報を引き出すことをしてみて損はなさそうです。



例えば、東京では「東京ライフサポート推進協議会」というものが今年からできており

高齢者向けバリアフリー住宅に対する1/3の補助金が提供されることになっています。

こういったものが各自治体にあるはずですので、活用すると良いと思います。



ハードの次はソフトのお話です。



高齢者からの申し込みがあった場合に何を気にするべきか。

入居審査時には、近所に保証人がいるか、家賃は支払ってもらえそうか、持病はないか、

などをまずは気にすることになります。できれば近所の保証人の方が頻繁に出入りして

いてくれるとありがたいところです。私もこのパターンで数名の高齢者さんを札幌で

受け入れています。



また、家賃の問題に関しては、保証会社を活用する、口座引落にする、などの対策が

有効であろうということでした。まあこれは高齢者に限った話ではないですね。



入居後の対策としては、まずはその地域の包括支援センターに連絡を入れることが

大事です。そこに高齢者の独り暮らしがあることを認識してもらうことから始まります。



セミナー中に、ケアマネージャーの方が仰っていました。

行政も独居老人の情報を把握したがっているから、連絡すれば喜んでもらえる、と。



行政としては、行政区域内で孤独死が発生することを恐れているそうです。

その行政区がちゃんと仕事をしていなかったのではないか、フォローが足りないのでは

ないか、という形で国民から非難を浴びる結果にしたくないようです。なるほどね。



少しでもその独居老人の方と地域との交流を作ることが、孤独死を防ぐ大事なことです。

大家さんとして何ができるか、どこまでできるかはわかりませんが、ご入居いただいた

お客様が安心して天寿を全うできるような環境整備をするという気持ちを持つことが

大事なのかなと思いました。



それでもやはり事故は起こってしまいます。入居時は問題なかったのに、認知症を

発症させてしまうケース、身内に先立たれて孤立するケース、誰にも気づかれずに

ひっそりと旅立ってしまうケースなど。



何かが発生してしまった時に動いてくださるのが、福祉整理や特殊清掃の会社です。

今回の勉強会にはあんしんネットの方をお招きして、福祉整理の実態についてお話を

いただきました。



福祉整理は「介護前と介護後の2つの整理」をする事業です。

認知症などから介護サービスを受けなくてはならなくなった際に、お部屋の整理をする。

まずここで福祉整理が登場します。そして要介護者が旅立った後の遺品整理。ここで

再びお部屋の整理ということで福祉整理が登場します。



認知症や精神疾患で後見を必要とされている人は、国内に約1200万人いるそうです。

かなり衝撃的な数字だと思いました。そしてこれに対し、後見人はわずか10万人程度。

(すいません、数字はうろ覚えですがとにかく少なかったです)

そして包括支援センターの人員も少なく、とにかく手が回っていない状況です。



認知症を発症した人は、判断がつかなくなりゴミを片付けることができなくなります。

部屋にはどんどんゴミがたまっていき、すっかりゴミ屋敷に。何らかの理由で認知症が

発覚した後、こういったゴミ部屋を清掃して荷物を整理するのが福祉整理業です。

大家としては、この時身内の人がいないと、結局この整理費用も大家持ちになってしまう

可能性があるわけで、けっこう怖いです。



孤独死も同様。社会から隔絶されてしまうから孤独死になってしまうのですが、

そういう方は不思議とお部屋がゴミ屋敷になっていることが多いのだそうです。

こちらは特殊清掃なども入ってくるので、とんでもない金額が大家の負担になる

可能性を秘めています。



こんな入居者様がいたら、何らかの異変が発生している可能性があるとのことです。

もし見かけたら行政と連動して対応に当たることをお勧めします。



・服装が汚い、夏も冬も同じ服を着ている、髪がぼさぼさ→認知症の疑いあり

・表情が硬く、今まで挨拶をしていたのに、してくれなくなった→認知症の疑いあり

・小銭を全く扱わなくなった→認知症の疑いあり

・室内のカーテンがいつも閉めっきりになっている→認知症の疑いあり

・玄関口に、定期購買しているものが積み上がっている→認知症の疑いあり

・室内に多くのゴミがたまっている→認知症の疑いあり

・新聞や郵便物がポストにたまっている→孤独死の疑いあり

・同じ洗濯物が何日も干したままになっている→孤独死の疑いあり

・今まで臭ったことのない嫌な臭いが漂っている→孤独死の疑いあり

・痩せてきて、具合が悪そう→体調不良の可能性あり



他にも、孤独死する可能性が高い方の傾向なども教えていただきました。

今後の審査の中で活用させていただこうと思います。



非常に濃い内容の勉強会でした。主催いただいた築古組の組員のYさん、

理事の川村さん、どうもありがとうございました。

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posted by ひろ* at 09:10 | Comment(0) | セミナー/懇親会/交流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする