2014年03月05日

満室返り咲きの予感、しかし・・・。

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札幌3棟目の空室に申し込みをいただくことができました。

しかしやっぱすんなりといくわけでもなく、怪しい部分がある感じの申込です。



札幌3棟目の最後の一室。先週日曜ですが、先週金曜にお酒をふるまった仲介業者さんから

「紹介させていただきます」という連絡がありましたので、割と期待しておりました。

そして月曜日、その仲介業者さんから「明日紹介するので部屋を押さえてほしい」と改めての

連絡があり、昨日「見せたら気に入っていただき、申し込みをいただいた」というめでたい連絡。

これで札幌3棟目は駐車場を残すのみとなりました。



しかし今回の申し込みもやっぱり癖がありまして・・・またかよって感じですが(苦笑)

スペック上は普通に30代の生活保護の方ですが(それを「普通」って書くこと自体が問題か?)

複雑な事情も持ち合わせたお客様でした。



まず仲介さんから言われたのが「今回の方は身分証が一切ないんです」という一言。

み、身分証がないときましたか。しょっぱなからハードパンチ打ってきますねえ。

でも、免許証や社員証がなくても、住基カードは必ず持てるはず。戸籍がないということは

いくらなんでもないと思いますしね。で、これはどういうことなのでしょうか?



「若いころに実家を飛び出して、そこから10年以上友達と住んだり彼氏と同棲したりしていて

 住民票を使う機会がなかったため、実家に行かないと住民票の確認ができないんです」

「住基カードを発行してもらうのにも時間がかかるが、できれば早く入居したいということで

 今回は身分証なしで入居ということにしてもらえるとありがたいです」



ふーむ、そういう事情ですか。

この入居申し込みをされてきた方は、就職先がなかなか見つからず、いったん生活保護を受けて

改めて仕事を探していこうとしているようです。とはいえ、友達の家かなにかに身を寄せていて

住所がない状態では生活保護も受けられません。そこで、役所から就業支援のNPOを紹介され

そこ経由で仲介さんのところに話が来て、最終的に私のところに来た、ということでした。



今の住居はNPO団体の借りている部屋を間借りしているということですので、私のところに

引っ越してくる前に生活保護の申請は受けられる見込みのようです。



10年以上連絡を取っていなかったお母様と話をして、緊急連絡先になってもらえるように

話はしているようです。さすがにいきなり保証人はハードルが高かったようで、緊急連絡先で

まずは交渉を進めようとしているとか。ただ、親子として普通に話はできているようです。



さて、いつものように「どうやったら受け入れられるか」を検討してみました。

問題点は「身分証明書がないので保証会社の審査を受けられない」「両親との折り合いが悪い」

「保証人がいない」の3点であると思います。



今回の場合、生活保護なので普通の感性を持った方ならば家賃を滞納することはないはずです。

しかし、支給された家賃分の保護費を別なことに使ってしまう可能性が全くないわけではないから

保全として短めの定期借家契約は必要でしょう。そして定期借家契約が切れるタイミングまでに

住基カードを作ってもらい、保証会社の審査を受けられるようにしてもらうことを依頼します。

そのくらいやれば、保証人がいないマイナスを補うことができるので、受入を検討しても

いいのではないかと思った次第です。



親御さんが保証人になってくれない件も、10年以上連絡がなかった子供が急に保証人に

なってほしいと言ってきたところで、OKするかと言えばしないような気がします。

そういう意味では、お母様と入居してからじっくりと話していただけるくらいの関係に修復されて

いるということであれば、そこは今は気にしなくてもいいのかなと考えております。

(経験則ですが、親とこじれている人はトラブルを起こしやすい気がしています)



上記条件を仲介業者さんに伝えて、満たせそうなら先に進めていただいて構わない、と伝えました。



審査がこれから進んでいく中で、予想もしなかったことが出てこないことを祈りたいです。

前回、似たような案件でかなり大変だったというのもありますから。

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posted by ひろ* at 06:59 | Comment(0) | 札幌3棟目(売却) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする